X(旧Twitter)「P2P決済サービス」提供へ|仮想通貨採用に期待高まる
2024年に「P2P決済サービス」提供開始か
イーロン・マスク氏が率いるX(旧Twitter)は2024年1月9日に公開したブログ記事の中で新年の取り組みについて説明を行い、XがP2P決済サービスの提供に向けて準備を進めていることを説明しました。
イーロン・マスク氏は以前から「Xをあらゆる機能を搭載したスーパーアプリにする」という構想を語っていましたが、今回の記事では『P2P決済を開始して、ユーザーの利便性を向上させ、商取引の新しい機会を提供する』と説明されています。
私たちはP2P決済を開始して、ユーザーの利便性を向上させ、商取引の新しい機会を提供します。これにより、一つの場所でより多くの生活をおくる力を実証します。
P2P(ピア・ツー・ピア)とは、サーバーを介さずにスマホやパソコンなどの端末同士で直接データのやり取りを行う通信方式のことであり、ビットコインなどの仮想通貨もP2Pの取引を行うことができるようになっています。
今回の記事では「Xが導入するP2P決済サービスが法定通貨と仮想通貨のどちらを使用したものになるのか」については説明されていませんが、イーロン・マスク氏は以前から仮想通貨を支持する発言を行なっているため、仮想通貨業界では「Xにおける仮想通貨を用いたP2P決済サービスの導入」に期待が高まっています。
仮想通貨採用の場合は既存通貨を利用?
イーロン・マスク氏は昨年8月に『Xが仮想通貨やトークンを発行することはない』と断言しているため、仮想通貨を用いたP2P決済サービスが提供されるのであれば、既存の仮想通貨が利用されることになると予想されます。
なお、昨年10月には「Xが仮想通貨ウォレットサービスを提供するために必要となる"通貨送金ライセンス"をアメリカ・ロードアイランド州で取得したこと」が報告されていましたが、同社はその後も別の州でライセンスを取得していると報じられています。
イーロン・マスク氏は「Tesla」や「Space X」でも仮想通貨決済関連の取り組みを進めているため、今後はXでも仮想通貨関連サービスが提供される可能性があると期待されます。
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