ビットコイン（BTC）に巨額の資産を投資していることでも知られる米国の上場企業「MicroStrategy（マイクロストラテジー）」は2021年4月11日に、取締役会の役員に対して現金の代わりにビットコインで報酬を支払うことを明らかにしました。
役員報酬「ビットコイン」で支払いへ
MicroStrategy（マイクロストラテジー）は2021年4月11日に、雇用契約を結んでいない取締役会の役員に対して現金の代わりに仮想通貨ビットコイン（Bitcoin/BTC）で報酬を支払うことを明らかにしました。なお「役員報酬をビットコインで支払う」という事例は米国の上場企業で初めてであると報じられています。
公開された書類には『今後、雇用契約を結んでいない取締役は会社の取締役会におけるサービスの全ての料金を現金ではなくビットコインで受け取ることになる』と記されており、『取締役会は、国の金融政策に縛られず、堅牢でパブリックなオープンソースアーキテクチャに支えられた価値の保存手段として機能するビットコインにコミットメントを示し、ビットコインを報酬の支払い手段として承認した』と説明されています。
役員に支払われる報酬の金額は変更されないものの、報酬を付与する際には決済処理業者を通じて米ドルをビットコインに交換した上で、役員のデジタルウォレットに直接ビットコインが入金されると報告されています。ただし、どのような決済処理会社を経由するかについては明らかにされています。
マイクロストラテジーは2020年8月に最初のビットコイン投資を行なって以降、数十億円規模のBTC投資を続けており、今月5日にも『1,500万ドル（約16.5億円）の現金を用いて253BTCを追加購入したことによって、保有するBTCが合計約91,579BTCになった』ということも報告されています。
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