PlanB氏:2021年のビットコイン天井「69,000ドルだったとは思わない」
S2F(ストック・フロー)と呼ばれるモデルを用いてビットコイン価格予想を行なっている著名アナリストPlanB氏は2021年12月10日に『私はビットコイン(BTC)の今回の半減期サイクルの天井が69,000ドル(約782万円)だったとは思わない』と語り、BTC価格がこれから再び回復して前回の過去最高値を更新することになるとの予想を語りました。
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仮にこのまま暴落すれば前代未聞だと指摘
ビットコイン(BTC)の価格は先月10日に69,000ドル(約782万円)付近まで上昇して以降は下落傾向が続いているため、一部では『ビットコインの強気相場は終わった可能性がある』と予想する声も出ていますが、S2F(ストック・フロー)と呼ばれるモデルを用いてビットコイン価格予想を行なっていることなどで知られる著名アナリストのPlanB氏は現在も『ビットコイン価格は再び上昇する』との予想を維持し続けています。
BTC価格はおよそ4年周期で訪れる半減期の後に1年間ほど上昇を続けて過去最高値を更新する傾向がありますが、PlanB氏は2021年12月10日のツイートで『私はビットコイン(BTC)の今回の半減期サイクルの天井が69,000ドル(約782万円)だったとは思わない』と語っています。
PlanB氏は今回のツイートで『もしも69,000ドルが今回の強気サイクルの天井だったとすれば、今後の下落相場で今までのような80%の下落が起きた場合の底値が14,000ドル(約160万円)となり、2017年の過去最高値を下回るなどのこれまでにはなかった動きを見せることになるため、私はそのようなことにはならないだろうと考えている』と説明しています。
I don't think $69K was the top for this halving cycle.
— PlanB (@100trillionUSD) December 10, 2021
If $69K were the top, than a typical bear market -80% drawdown would bring the bottom to $14K .. below 2017 ATH ($20K) and below 200WMA ($18K). Nah, that has never happened and IMO will never happen. pic.twitter.com/HYo8Pb1E3F
私は69,000ドルが今回の半減期サイクルの天井だったとは思いません。もしも69,000ドルが天井だったとしたら、典型的な弱気相場で見られる80%の下落が起きた場合の底値が14,000ドルとなり、2017年の過去最高値(20,000ドル)と200WMA(18,000ドル)を下回ることになります。そんなことは今までに起きていませんし、これから起こることもないだろうと私は思います。
PlanB氏は「フロアモデル・S2Fモデル・オンチェーンモデル」などといった複数のモデルに基づいて価格予想を行っていますが、今年3月時点の予想では『BTC価格は10万ドル〜28万8,000ドル(約1,140万円〜3,265万円)の平均価格まで上昇する可能性がある』との予想も語られていました。
その後6月に提示された"最悪のシナリオのBTC価格予想"では「2021年12月のBTC価格=135,000ドル(約1,530万円)」という予想が語られており、先月11日にはこの最悪のシナリオの価格予想を「2021年12月末の終値=10万ドル(約1,134万円)」に引き下げたことが報告されていましたが、依然としてPlanB氏は『ビットコイン価格は今回の強気相場で一時的に1,000万円を超えることになる』との予想を維持し続けています。
今後のビットコイン価格に関する予想内容については意見が分かれてきていますが、PlanB氏は精度の高いBTC価格予想を長期的に提示し続けてきた人物であるため、同氏の今回のツイートには注目が集まっています。