パナソニック子会社「メタバース関連製品3機種」を発表|VRヘッドセットなど

by BITTIMES

Panasonic(パナソニック)のグループ会社である「Shiftall(シフトール)」は2022年1月4日に、暗号資産・ブロックチェーン業界でも注目されている「メタバース(仮想空間)」の世界で利用可能な3種類の製品を発売することを発表しました。今回の発表では、VRヘッドセット「MeganeX」、ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel」、メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」という3種類のメタバース向け製品が発表されています。

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Shiftall(シフトール)「メタバース事業」に本格参入

Panasonic(パナソニック)のグループ会社である「Shiftall(シフトール)」は2022年1月4日に、暗号資産・ブロックチェーン業界でも注目されている「メタバース(仮想空間)」の世界で利用可能な3種類の製品を発売することを発表しました。

Shiftall(シフトール)はIoT分野のユニークな家電製品を開発している企業であり、これまでにはメタバース用モーショントラッキングデバイス「HaritoraX」やLUMIXバーチャルデータ販売などを行なっていましたが、今回の発表では新たなVR製品3種類を発売することによって、本格的にメタバース事業に参入すると報告されています。

なお、今回発表された3種類のメタバース向け製品はパナソニックと協業開発されたとのことですが、発売時には「Shiftallの製品」として発売されると説明されています。

メタバース向け新製品の概要

今回発表された製品は、VRヘッドセット「MeganeX(メガーヌエックス)」、ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel(ぺブルフィール)」、メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk(ミュートーク)」の3製品となっており、各製品の販売予定価格・販売予定時期・概要については以下のように説明されています。

新製品の販売価格・発売時期

品名MeganeXPebble Feelmutalk
販売予定価格(税込)10万円未満2万円前後2万円前後
発売予定時期2022年春2022年春2022年夏

VRヘッドセット「MeganeX」

(画像:Shiftall)(画像:Shiftall)

MeganeX(メガーヌエックス)はSteamVRに対応した超高解像度・超軽量のVRヘッドセット。メタバース上のVRユーザーに求められている"軽さ"を追求した製品となっており、年間2,000時間以上メタバース内で過ごすといわれるヘビーユーザーにも快適なプレイ環境を提供する。

メガネ型のスピーカー内蔵の折りたたみフレームで持ち運びもラクラク。リフレッシュレート120Hzで駆動する5.2K/10bit HDRのマイクロOLEDディスプレイを搭載し、世界最高水準の映像体験を実現。6DoFに対応し、SteamVR対応の様々なVRアプリケーションを楽しむことができる。

MeganeXは「Snapdragon® XR1プラットフォーム」を搭載し、最適化された高品質なVR体験を実現している。また、米Kopin社と協業し「Lightning®マイクロOLEDディスプレイ」と「Pancake®レンズ」を搭載している。

【ディスプレイ】
1.3inch Micro OLED 5.2K(2,560×2,560 x2) , 10bit HDR / 120Hz

【重量】
約250g(ケーブル部除く)

【プロセッサ】
Qualcomm Snapdragon XR1

【トラッキング方式】
インサイドアウト方式での6DoFヘッドトラッキング

【接続方式】
「DisplayPort Alternate Mode on USB-C」または「DisplayPort + USB2.0(付属のインターフェース変換BOXを利用した場合)」

【販売予定価格】
10万円未満(税込)

メタバース連動型ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel」

(画像:Shiftall)(画像:Shiftall)

Pebble Feel(ぺブルフィール)は、小石のような手のひらサイズのデバイスに高性能ペルチェ素子を搭載した、人体を温めたり、冷やしたりすることができるパーソナル・エアコン。専用シャツと組み合わせることによって人体との接触部分(首元)を瞬時に冷却・加熱することができる。

専用のSteamVR用アドオンを利用することによって、VRChatのようなメタバース空間で寒さ・暑さを体験することが可能となる。また、既存のシェーダーを用いることで、誰もがかんたんに体感温度を指定したワールドを作成することができる仕組みも併せて提供。メタバース目的だけでなく、暑い日に涼んだり、寒い日に温まるための道具として利用することも可能。

【ヒート&クールプレート部温度】
最低9°C/最大42°C(25度の環境において)

【動作時間】
冷却モード「中」の場合:約15時間
加熱モード「中」の場合:約25時間
※10,000mAhのモバイルバッテリー使用の場合

【使用推奨温度(動作環境)】
5°C〜40°C

【重量】
約60g

【対応OS】
・Windows(SteamVR)
・iOS
・iPadOS
・Android

【通信方式】
Bluetooth® v5.0 Low Energy

【販売予定価格】
2万円前後(税込)

メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」

(画像:Shiftall)(画像:Shiftall)

mutalk(ミュートーク)は自分の声を周りに聞こえにくくする、音漏れ防止機能付きのBluetoothマイク。メタバースやオンラインゲームではボイスチャットを用いるため、ヒートアップすると大声になってしまい、騒音クレームが起きることもあるが、音漏れ防止機能を持ったBluetoothマイク「mutalk」はこの問題を安価に解決する。

専用のバンドで顔に固定することができるため、両手がふさがっている状況でもハンズフリーで会話でき、大声でボイスチャットしても家族や隣人に迷惑をかけることがない。ビジネス用途での利用も想定して開発されており、ストラップを外せば、話したい時だけ口に当てる使い方ができる。静かなオフィスやカフェなどのオープンスペースで電話会議をしても、周りに迷惑をかけたり、内容を聞かれてしまうことがない。

【動作時間】
10時間連続利用可能

【充電方式】
USB Type-C

【対応OS】
・Windows
・macOS
・iOS
・iPadOS
・Android

【通信方式】
Bluetooth® v4.2 BR/EDR(HSP, HFP1.7)

【販売予定価格】
2万円前後(税込)

なお、これら3種類の新製品は、米国時間2022年1月5日~8日に開催される世界最大級の家電IT見本市「CES 2022」で披露されるとも報告されています。

>>「Shiftall」の公式発表はこちら

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