Googleクラウドグループ「Web3.0(分散型ウェブ)専門チーム」設立へ=報道
Google(グーグル)のクラウドチームが、非中央集権型のブロックチェーン技術を基盤とした分散型のインターネット「Web3.0(分散型ウェブ)」を専門とする新しいチームの設立に取り組んでいることが「CNBC」の報道で明らかになりました。
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分散型アプリ開発者向けのサービスを構築
Google(グーグル)のクラウドチームが、非中央集権型のブロックチェーン技術を基盤とした分散型のインターネット「Web3.0(分散型ウェブ)」を専門とする新しいチームの設立に取り組んでいることが「CNBC」の報道で明らかになりました。
CNBCの報道によると、Googleのクラウド部門は「ブロックチェーンアプリケーション開発者向けに提供するサービスを構築するチームの結成」に取り組んでいるとのことで、「Google Cloud」の幹部であるAmit Zavery氏は2022年5月6日に従業員宛てに送ったメールの中で『Web3.0が世界に受けられるまでにはまだ早いが、多くの顧客がWeb3やクリプト関連技術のサポートを増やすよう求めており、既に大きな可能性を示している』と語っていると報告されています。
ただし、GoogleのWeb3.0専門チームはあくまでも"ブロックチェーンアプリ開発者向けのサービス構築"に重点を置いているとのことで、Zavery氏はCNBCのインタビューに対して『私たちは仮想通貨に波に直接乗ろうとしている訳ではない。企業が現在のビジネスでWeb3の分散型の性質を利用できるようにするための技術を提供する』と語ったと報じられています。
GoogleのWeb3.0専門チームは金融大手シティグループの元幹部であるJames Tromans氏が率いることになるとのことで、初期の取り組みとしては「ブロックチェーンノードの管理改善」や「サードパーティ製アプリでブロックチェーン上のデータを調べやすくするためのソフトウェア」などが考えられると報告されています。
Googleは数年前から暗号資産・ブロックチェーン関連のプロジェクトにも関わっており、2022年2月には分散型台帳ネットワーク「ヘデラ・ハッシュグラフ(Hedera Hashgraph/HBAR)」の運営評議会である「Hedera Governing Council」に参加、2020年5月には分散型の動画配信ネットワークを展開している「シータネットワーク(Theta Network/THETA)」のエンタープライズ・バリデータ・プログラムに参加しています。