2023年8月6日〜12日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
PayPal:ステーブルコイン「PYUSD」を発表
PayPal(ペイパル)は2023年8月7日に、独自の米ドル連動ステーブルコインとなる「PayPal USD(PYUSD)」を発表しました。
このステーブルコインは、イーサリアムのブロックチェーン上で発行される「ERC-20トークン」の一種となっているため、既に広く普及している主流の仮想通貨ウォレットやWeb3アプリケーションでも利用することができるとされています。
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トランプ前大統領の「暗号資産保有」が判明
アメリカのドナルド・トランプ前大統領が、仮想通貨ウォレットに25万ドル〜50万ドル(約3,600万円〜7,200万円)相当の暗号資産を保有していることが先月公開された財務記録で明らかになりました。
公開されているトランプ氏の財務記録の後半部分には「Cryptocurrency Wallet(Ethereum)」と記載されており、この資産の価値が25万ドル〜50万ドルに相当することが報告されています。
ウォレットのセキュリティ評価レポート公開
サイバーセキュリティ認証プラットフォームの「CER」は2023年7月17日に、合計45の仮想通貨ウォレットを調査分析した結果をまとめた「仮想通貨ウォレットのセキュリティ評価レポート」を公開しました。
今回のレポートでは仮想通貨ウォレットの重要性やその現状などについて情報がまとめられており、セキュリティ評価で高いスコアを獲得したウォレットについての紹介もなされています。
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ジャスミー:個人情報関連の特許取得
ジャスミーコイン(Jasmy/JMY)などの取り組みでも知られるジャスミー株式会社は2023年8月10日に、個人情報から抽象化した情報を作成して、ブロックチェーンを用いて提供する技術特許を取得したことを発表しました。
この技術を活用したシステムでは、ユーザーの個人情報(第一個人特定情報)を企業・国・地方公共団体などの相手に開示する必要がある場合に、必要に応じて特定性を低くした情報(第二個人特定情報)のみを作成して、ブロックチェーンで相手方に提供することができるとのことです。
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カルダノ基盤のラップドビットコインが登場
カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーンを用いたラップドビットコイン「cBTC」を開発している「anetaBTC」は2023年8月9日に、cBTCが正式にメインネットで利用可能になったことを発表しました。
cBTCは、コイン1枚の価値が1BTCと連動するように設計された「カルダノ基盤のビットコイン連動型ステーブルコイン」であり、anetaBTCの公式サイトから”ラップ”と呼ばれる作業を行うことによって取得することが可能となっています。
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シバイヌ:今後への期待感から価格上昇続く
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)に関する様々なニュースが報じられる中でSHIB価格の上昇が続いていることから、仮想通貨業界ではSHIBへの注目度がさらに高まってきています。
最近ではレイヤー2である「Shibarium」に加えて、デジタルIDとして機能する「Shib SSI」にも期待が高まっており、「主要取引所のSHIB保有量が増加していること」や「SHIBを大量保有するクジラ大規模な資金移動を行なっていること」なども報告されています。
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ビットコイン:本格的な強気相場到来は近い?
仮想通貨アナリストのコール・ガーナー氏は2023年8月6日に「ビットコインと仮想通貨市場は完全な強気相場に突入する準備ができたようだ」との見解を語り、価格上昇のサインを示す複数の指標について説明を行いました。
ここ最近では価格上昇のサインになると見られる報告が多数行われており、「大量のBTCを保有するクジラがステーブルコインをBTCに交換していること」や「BTCの未決済ポジション数が2023年の最高値に到達したこと」なども報告されています。
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