Shiba Inu「BONEのコントラクト放棄」に関する詳細を発表|詐欺に関する注意喚起も
「BONEのコントラクト放棄」に関する詳細を発表
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)の開発者であるKaal Dhairya氏は2023年9月16日にSHIB公式ブログを更新し、今後の取り組みの1つとされていた「BONEのコントラクト放棄」に関する詳細を発表しました。
コントラクトの放棄とは?
コントラクトの放棄とは、ブロックチェーン上で動作するスマートコントラクト(契約)の制御権や管理権を放棄するプロセスのことであり、開発者の不正行為に対処するための重要なプロセスと判断されています。
コントラクトの制御権が放棄されると、そのコントラクトに関連する操作や変更ができなくなるため、その後はコントラクトが固定されて変更されることがない状態で利用されるようになります。
仮想通貨業界では、コントラクトを書き換えてトークンを増刷したり、不正な手数料を設定したりして資金を奪うような詐欺行為も行われているため、セキュリティや信頼性の観点から「コントラクトの所有権・制御権を放棄する」というプロセスは重要視されています。
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BONEのコントラクト放棄の重要性
今回の発表では、分散型取引所「ShibaSwap」や話題のレイヤー2「Shibarium」で使用される仮想通貨BONEのコントラクト放棄に関する詳細が発表されています。
BONEのコントラクトの制御権や管理権が放棄されると、BONEでも不正な操作や変更ができなくなるため、詐欺防止やセキュリティ強化の観点から重要なものとなっています。
また、コントラクトの放棄は「BINANCE」のような大手暗号資産取引所にトークン上場させるために重要な要素の1つであるとのことで、BONEの上場を促進するためにも"コントラクトの放棄"は重要であると報告されています。
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コントラクト放棄が遅延している理由
シバイヌの主任開発者であるShytoshi Kusama氏は2023年8月に「BONEのコントラクトを放棄すること」を約束していましたが、その後はこれに関する大きな発表が行われていなかったため、一部では不満の声が上がっていました。
今回公開された記事によると、この遅延は"投資家保護のために導入されたBONEの初期設計"に関連しているとのことで「分散化されたマルチシグウォレットによって管理されるタイムロック契約を追加したことなどによって、残りのBONEを鋳造し、BONEの所有権を放棄する複雑さがさらに増した」と説明されています。
コントラクト放棄が複雑であることから、今後も徹底的なテストが実施されるとのことで、「このプロセスは既に開始されているが、慎重に行う必要があるため、時間がかかるだろう」とも説明されています。
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コントラクト放棄の手順と注意点
今回の発表では、コントラクト放棄の手順についての説明も行われており、新しい流動性プールの作成などを含む合計12のステップが説明されています。
プロセスの中では「Calcium」と呼ばれるダミートークンを作成することも説明されていますが、これに関しては「このトークンはBONEを鋳造して放棄するための特別な目的のためだけに作成されるものであるため、もし誰かがこのトークンを販売している場合は"詐欺"と考えるように」との注意喚起も行われています。
なお、SHIBの今後の予定についてはSHIBチームのLUCIE氏が12日に投稿したポストの中でも説明されており、この時の投稿では今後の展開として「BONEのコントラクト放棄・ShibaSwap 2.0・TREAT・Shibahub・メタバース」という5つの取り組みが挙げられていました。
最近では「Shibariumを活用したバーガーフランチャイズ展開」に関する続報なども発表されているため、今後の新たな取り組みや発表にも注目です。
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(SHIB公式発表)