AI・DeFi・ZK・MPCなどの仮想通貨企業を支援「CSX参加企業21社」発表:a16zクリプト
a16zクリプトがCSX参加企業を発表
a16zクリプトは2024年9月9日に、2024年秋の仮想通貨企業プログラムであるCrypto Startup Accelerator(CSX)に参加する企業21社を発表しました。
a16zクリプトは、大手VCであるa16zの仮想通貨部門です。CSXは、ブロックチェーン技術を活用するスタートアップを対象に、a16zクリプトが開発や運用をサポートするプログラムになっています。
CSXへの参加が発表された企業は、今後8週間著名な仮想通貨関連の創業者やa16zからサポートを受けます。今回発表された2024年秋のCSXでは、日本・米国・英国・ブラジル・オーストリアなど、さまざまな国から21社のスタートアップが選出されました。
また、CSXに選出された企業は、a16zクリプトから最低50万ドル(約7,000万円)の投資を受けられます。
プログラムに参加する21社と概要
発表された21社の概要は以下のとおりです。
AI(人工知能)・DeFi(分散型金融)・ZK(ゼロ知識証明)・MPC(マルチパーティ計算)・オラクルなど、注目されているさまざまな分野から選出されています。
- Anera Labs:オンチェーン流動性の統合とインフラを扱う
- Banyan:AIを活用し職場でのコミュニケーションをギャップを解消
- Blocksense:インターネットデータとCPU・GPU計算を活用するオラクルの作成
- Cork Protocol:オンチェーンクレジットを加速させる
- Dot:ユーザーが作成したアートを、オンチェーンゲームに活用
- Fermah:ユニバーサルZKPレイヤーの構築
- Future Primitive:写真のためのプラットフォーム
- Kuzco:LLM(大規模言語モデル)推論のためのマーケットプレイス
- MeshMap:世界の3DマップとARコンテンツのネットワーク
- Opacity Labs:zkTLSでWeb2データを非公開状態で検証
- OpenGradient:世界のコンピューティングをオンチェーン化
- PIN AI:パーソナルAIのためのプラットフォーム
- Pod:ブロックレスでトランザクションの順序付け概念を緩和
- Sekai:インタラクティブな物語を作成・共有・収益化
- SkyFire:AIエージェントで支払いを行うためのプロトコル
- Suave:DAppがさまざまなチェーン上でトークンをやり取り
- t1:イーサリアム(Ethereum)統合のためのリアルタイム証明
- TACEO:Web3用のMPC暗号化コンピューティング
- Term Labs:固定金利でやり取りするレンディングプロトコル
- vlayer lab:ZKPを活用したトラストレスで検証可能なデータインフラ
- zkSpin:厳しいスペックを求めるDAppsを動かすためのブロックチェーン
Crypto Startup Accelerator(CSX)は今回が2回目の開催で、今年はニューヨークで開催されることが報告されています。
次のCSXは2025年春にサンフランシスコで開催される予定で、第3回CSXの参加申込受付は2025年1月初旬に開始される予定とも報告されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=142.09円)
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Souce:a16zクリプト公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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