ブロックチェーンでワインの流通管理「TATTOO Wine Platform」を発表:世界4大会計事務所EY

by BITTIMES

総合コンサルティング・ファームで世界4大会計事務所の1つ「EY(Ernst & Young/アーンスト&ヤング)」は、企業向けのブロックチェーン・プラットフォームである「TATTOO Wine Platform(タトゥー・ワイン・プラットフォーム)」を発表しました。これはアジアのワイン企業「Blockchain Wine(ブロックチェーン・ワイン)」に導入され5,000以上のブランドのワインの品質とサプライチェーンの追跡に使用されます。

こちらから読む:ワインのサプライチェーン管理に役立つ「ブロックチェーン技術」とは

TATTOO Wine Platformとは?

TATTOO Wine Platform(タトゥー・ワイン・プラットフォーム)」は、世界4大会計事務所「EY(Ernst & Young/アーンスト&ヤング)」によって新たに開発された、ワインの「原産地・品質・サプライチェーン」の追跡を可能とするブロックチェーン・プラットフォームです。

このプラットフォームは、EYが2017年に開発したサプライチェーン管理から支払い請求までを統合する企業向けブロックチェーン・ソリューション「EY OpsChain」が基盤となっています。

アジアを中心にヨーロッパ産ワインを販売している企業「Blockchain Wine(ブロックチェーン・ワイン)」は、このプラットフォームを使用して、ブドウ園からホテル・レストラン・カフェ等に直接ワインを販売します。

「TATTOO」という名前の由来には、
・Traceability(追跡)
・Authenticity(信頼性)
・Transparency(透明性)
・Trade(取引)
・Origin(起源)
・Opinion(評価)
と言った単語のそれぞれ頭文字が採用されています。

なおこのプラットフォームは、米ルーズベルト家がプロデュースするアジア最大のワインセラーの1つ「The House of Roosevelt(ザ・ハウス・オブ・ルーズベルト)」の支援も受けています。

ワイン市場の「透明性向上」図る

TATTOO Wine Platformには、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、南アメリカ、カリフォルニアのワインを含む5,000以上のブランドのワインが追加される予定となっています。

ワインの各ボトルには独自のQRコードが「TATTOO」として施されているため、利用者はこのQRコードをスキャンする事によって「ブドウ畑の名前や場所・栽培に使われた肥料・運搬方法」などの詳細情報を確認する事ができます。

EYによると、このプラットフォームは"非代替性トークン"としても知られるイーサリアム(ETH)のERC-721トークンを使用していると説明されています。

「TATTOO Wine Platform」使用することによって、消費者と流通業者はワインの出所に関するデータだけでなく、
・売買
・出荷スケジュールの追跡
・倉庫保管
・配達監視
・ワイン出荷時の保険補償の手配と追跡
が可能となり透明性の向上に繋がります。

ワインの管理にブロックチェーン技術を導入する取り組みは着実に進みつつあると言えます。高級な商品も多く購入者も嗜みとしてこだわりを持つ愛好家も多く存在します。そのためブロックチェーンで保証されたワインは販売側にとっても安心をもたらし信頼関係の構築に役立つでしょう。

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