Zap開発者:ビットコインのLightning Network用いた新サービス「Olympus」を発表
ビットコイン(Bitcoin/BTC)のウォレットアプリ「Zap(ザップ)」の開発者であるJack Mallers(ジャック・マラーズ)氏は、2019年9月19日にLightning Network(ライトニングネットワーク)を経由して法定通貨でBTCを購入し、少額決済を行うまでの処理を数秒間で行うことができる新サービス「Olympus(オリンポス)」のベータ版を発表しました。
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「ビットコインの少額決済」を初心者でも気軽に
Jack Mallers(ジャック・マラーズ)氏が発表した「Olympus(オリンポス)」のベータ版は、ビットコインウォレット「Zap(ザップ)」や、その他のウォレットで呼び出すことができる外部サービスをなっており、ユーザー登録・決済処理・市場リスク管理・ビットコインの移動などを行うことができるようになっています。
この機能はあくまでもオプション機能だとされており、実際に利用する際には"法定通貨"を扱うため、利用者は本人確認(KYC)やマネロン対策(AML)に準拠する必要があるとされています。
従来の方法を使用した場合には、
・法定通貨の受け取り
・ビットコインを購入
・出金の許可待ち
・出金の承認待ち
・ビットコインをライトニングネットワークに入金
・チャネルを開設
・複数の承認待ち
・QRコードのスキャン
といった多くの手順を踏む必要があるものの「Olympus」を使用すれば、これらの作業を
・ダウンロード
・購入
・スキャン
というシンプルな作業で完了させることができるため、ビットコインをあまり使用したことがない人でも簡単にビットコインの少額決済(マイクロペイメント)を行うことができると説明されています。
Here is the screen recorded view from my iPhone ⚡️⚡️⚡️ pic.twitter.com/l6NxQ8wWLJ
— Jack Mallers (@JackMallers) 2019年9月19日
ビットコインの即時購入は、ギフトカード購入サービス企業「Bitrefill(ビットリフィル)」が採用したことで知られている「Turbo channels(ターボ・チャネル)」と呼ばれる技術によって実現しています。
このサービスを利用することによって、法定通貨でビットコインを購入し、少額決済を行うまでのステップは簡潔に行うことができますが、ライトニング・ネットワークはまだ不完全な技術であるため「バグの発生などによって資産を失う可能性もある」とされており、"失っても良いと思える金額で利用すること"が推奨されています。
「Olympus」のベータ版は「fiattolightning.com」で登録が行えるようになっており、今後数ヵ月後には米国内を対象にして正式に公開する予定だと伝えられています。
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