
ベネズエラ最大のデパートが「仮想通貨ATM」を導入|決済に続きBTC購入も可能に
ベネズエラ最大のデパートである「Traki(トラーキ)」は、仮想通貨決済の導入に続いて「仮想通貨ATM」を設置しました。現時点でこのATMは"購入のみ"ができるタイプのものとなっており、ビットコイン(Bitcoin/BTC)とダッシュ(DASH)に対応しています。
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はじめは「仮想通貨2銘柄の購入」に対応
Traki(トラーキ)は2018年11月頃から仮想通貨決済を導入していましたが、今回は新たに地元の仮想通貨取引所と協力して同店初めてのビットコインATMを設置しています。
この仮想通貨ATMは、ベネズエラの首都カラカスにある大型ショッピングモール「El Recreo」のTrakiストア内に設置されており、ベネズエラの仮想通貨取引プラットフォーム「VEINTE」によって管理されていると伝えられています。
(画像:Union Radio)
現在は仮想通貨の購入のみに対応しており、購入できる仮想通貨は、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・ダッシュ(Dash/DASH)
の2銘柄だとされています。なお、使用できる法定通貨として受け入れられているのは米ドル(USD)のみだとされています。
「Union Radio」の報道によると、現在この仮想通貨ATMは本格的なサービス提供に向けた第1段階にあるとされており、次のステップでは米ドルだけでなくユーロ(EUR)も使用できるようになり、仮想通貨の売買も可能になると伝えられています。なお、ベネズエラの法定通貨であるボリバルの使用については触れられていません。
Trakiの仮想通貨担当部門である「CriptoTraki」でCEOを務めているMaikerGómez氏は、仮想通貨ATMを設置する利点について次のように説明しています。
仮想通貨ATMを導入することによって仮想通貨を素早く取得することができるため、これは重要なステップです。これらの仮想通貨はベネズエラの通貨切り下げに対する保護手段となり得ますし、支払い手段としても使用することができます。
ベネズエラは、ハイパーインフレの影響などによって仮想通貨の取引量が年々増加し続けていることでも知られており、ビットコインやダッシュは特に人気の仮想通貨となっています。人気の小売チェーンである「Traki」に仮想通貨ATMが設置されれば、一般の人々でも気軽に仮想通貨を購入することができるようになるため、今後はさらに仮想通貨の取引量が増加していくことになると予想されます。

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