
インド設計サービス大手:IOTA技術を「自動車間のデータ通信」に活用
インドの多国籍複合企業「Tata Group(タタ・グループ)」の子会社である「Tata Elxsi(タタ・エレクシー)」が、車両間通信システムにアイオータ(IOTA/MIOTA)の分散型台帳技術を活用していることが明らかになりました。
こちらから読む:BOSCH、特許技術にIOTA活用「IOTA/MIOTA」関連ニュース
「コネクテッドカーの車両間通信」に技術活用
Tata Elxsi(タタ・エレクシー)のメンバーが執筆した「安全な車両間通信のためのスケーラブルな分散型ソリューション」という技術論文の中には、車両間通信システムの基盤技術としてアイオータ(IOTA/MIOTA)の分散型台帳技術を使用することの利点が記されています。
自動車業界ではインターネットへの常時接続機能を備えた自動車である「コネクテッドカー」に期待が高まっており、様々な大手自動車メーカーが技術開発に取り組んでいますが、その一方では「車両間で送信されるデータが"中間者攻撃・DOS攻撃・シビル攻撃"などといった様々なサイバー攻撃の対象となること」を懸念する意見も出ています。
Tata Elxsiはこのようなリスクを軽減するための方法として「分散型台帳技術(DLT)」をあげており、数多く存在するブロックチェーンの中でもIOTAが提供する「Tangle Network」の利点を強調しています。分散型台帳技術を活用する理由としては「DLT上に記録されたデータは改ざんが極めて困難であること」や「信頼性や整合性を確保することができること」があげられています。
拡張性の高い「IOTA」の利点を強調
論文の中では世界中で広く活用されているイーサリアム(ETH)の名前もあげられていますが、Ethereumブロックチェーンに対しては『スケーラビリティなどの様々な欠点があるため、コネクテッドカーシステムでは使用することは不可能だ』と指摘されています。
Tata Elxsiは、IOTAの利点として"拡張性が高いこと"をあげており、『コネクテッドカーネットワークは1秒間に1,000件を超えるトランザクションを転送するため、1秒間に大量のトランザクションを処理できるブロックチェーンネットワークが必要だ』と説明しています。
機械間通信(M2M)などの面で強みを持っているIOTAの技術は「Jaguar Land Rover(ジャガーランドローバー)」などの大手自動車メーカーでも活用されており、長期的なプロジェクトでは"自律走行型の多機能コンセプトカー"である「EDAG CityBot」でも採用されているため、今後はより多くのプロジェクトで利用されていく可能性があると考えられます。
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2020年2月4日|アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格
アイオータ(IOTA/MIOTA)の価格は昨年12月に16.74円付近まで下落したものの、その後は順調に回復してきており、2020年2月4日時点では「1MIOTA=35.64円」で取引されています。
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