アート作品に「ICタグ付きブロックチェーン証明書」を発行|Startbahnが新サービス

by BITTIMES

ブロックチェーン技術を活用したアート作品の流通・評価インフラ「Startrail(スタートレイル)」を構築している「スタートバーン株式会社」は、2020年3月25日にブロックチェーン証明書とICタグをセットで提供する新サービス「Startbahn Cert.」のベータ版を公開しました。

こちらから読む:TOYOTA×NTT、スマートシティ開発で資本提携「国内ニュース」

「Startbahn Cert.」とは

Startbahn-Cert-logo

スタートバーン株式会社が公開した「Startbahn Cert.」は、アート流通のためのブロックチェーンインフラである「Startrail(スタートレイル)」を利用して構築された"アート作品のためのICタグ付きブロックチェーン証明書発行サービス"であり、アート作品の「Startrailブロックチェーン証明書」と、その情報に紐付いた「ICチップ付き作品管理タグ」を併せて発行・管理できるサービスとなっています。

スマートフォンなどで「証明書情報」を簡単確認

ICタグにはカードとシールの2種類が存在し、アート作品の所有者はスマートフォンなどでタグを読み込むことによって証明書情報を閲覧することができるようになっています。また、アート作品の流通に関わる事業者はウェブ上のインターフェースを通じて証明書の発行・移転を行うことができます。

証明書情報を閲覧するビューアイメージ(画像:Startbahn)証明書情報を閲覧するビューアイメージ(画像:Startbahn)

流通・利用に関する「個別規約の設定」も可能

「Startbahn Cert.」を利用すると、Startrail上で発行されるブロックチェーン証明書とアート作品をICタグで紐付けた状態で管理することができるため、「実空間におけるアート作品の流通状況」と「ブロックチェーン上に存在する証明書の来歴情報」を容易に連携することができるとされています。

Startrailブロックチェーン証明書には、アート作品のタイトルや制作者などの"作品情報"だけでなく、誰が証明書を発行したかを示す"発行者情報"も記録されるため、証明書の信頼性も保証されます。また「制作者への還元金」などといった流通・利用に関する個別規約を設定することもできるため、様々なサービスに応用することができると期待されます。

「Startbahn Cert.」のサービス概要図(画像:Startbahn)「Startbahn Cert.」のサービス概要図(画像:Startbahn)

「オリジナルデザイン」へのカスタマイズも

「Startbahn Cert.」は、国内外のギャラリーや美術系学校などの証明書発行団体向けに販売されます。ICタグは「シールタイプ」と「カードタイプ」の2種類から選択できるため、作品の形状や素材に応じて使い分けることができます。また、どちらのタイプも事業者名やロゴを記載したオリジナルデザインにカスタマイズすることができるため、独自ブランドとして販売・提供することができるようになっています。

なお、販売価格はシール1枚につき3,000円(税別)から、カード1枚につき3,500円(税別)からとなっています。(デザインカスタマイズは別料金)

ICタグの「カード・シールサンプル」と「内蔵されているICチップ」(画像:Startbahn)ICタグの「カード・シールサンプル」と「内蔵されているICチップ」(画像:Startbahn)

スタートバーン株式会社は「Startbahn Cert.」の初期導入として2019年10月に同社が提携を結んだ「東方文化支援財団」に3,000枚のICタグ付きブロックチェーン証明書を有償で供給します。東方文化支援財団は、アーティスト支援活動の一環として「Startbahn Cert.」を必要とする希望者を選考した上でそれらを無償提供するとのことです。

「Startbahn Cert.」は今後もさらに改良や機能拡張行われていく予定となっており、「QRコードによる展示会での情報提供サービス」や「中長距離で読み取れるUHFチップの追加埋め込みによる倉庫管理との連動サービス」などの展開も検討しているとされています。

「Startbahn Cert.」の詳細は以下の公式発表をご覧ください。
>>「Startbahn Cert.」の詳細はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

ブロックチェーン技術専門の子会社を設立|LINE

ブロックチェーン技術専門の子会社を設立|LINE

米格付け大手ムーディーズ「暗号資産アナリスト」の求人募集

米格付け大手ムーディーズ「暗号資産アナリスト」の求人募集

出品完全審査制・招待制のアプリ型NFTプラットフォーム「HARTi」正式ローンチ

出品完全審査制・招待制のアプリ型NFTプラットフォーム「HARTi」正式ローンチ

コンテンツ投稿で仮想通貨が稼げる「Baskadia」正式版リリース

コンテンツ投稿で仮想通貨が稼げる「Baskadia」正式版リリース

メルカリ:アプリ内で「暗号資産ビットコインの購入機能」提供へ

メルカリ:アプリ内で「暗号資産ビットコインの購入機能」提供へ

イーサリアムのブロックチェーンにエビやドラッグが負荷を与える

イーサリアムのブロックチェーンにエビやドラッグが負荷を与える

注目度の高い仮想通貨ニュース

ロバート・キヨサキ氏「経済危機が迫っている」と警告|金・銀・BTCへの投資を推奨

ロバート・キヨサキ氏「経済危機が迫っている」と警告|金・銀・BTCへの投資を推奨

カルダノNFTマーケット「JPG Store」日本語など合計7言語に対応

カルダノNFTマーケット「JPG Store」日本語など合計7言語に対応

ビットバンク「APE・GALA・CHZ」取扱開始|取引手数料無料キャンペーンも開催

ビットバンク「APE・GALA・CHZ」取扱開始|取引手数料無料キャンペーンも開催

代替インターネット展開する「tomiNet」4000万ドルの資金調達|仮想通貨TOMIも価格急騰

代替インターネット展開する「tomiNet」4000万ドルの資金調達|仮想通貨TOMIも価格急騰

ビットコイン価格予想「2025年に300,000ドル」の可能性:著名トレーダーTone Vays氏

ビットコイン価格予想「2025年に300,000ドル」の可能性:著名トレーダーTone Vays氏

Shiba Inuレイヤー2「Shibarium」ベータ版テスト開始|メタバース画像も公開

Shiba Inuレイヤー2「Shibarium」ベータ版テスト開始|メタバース画像も公開

GMOコイン:アスター(ASTR)取扱いへ|Amazonギフト券が当たるキャンペーンも

GMOコイン:アスター(ASTR)取扱いへ|Amazonギフト券が当たるキャンペーンも

Chiliz×Jump Crypto:5,000万ドル規模の支援プログラム「Chiliz Labs」立ち上げ

Chiliz×Jump Crypto:5,000万ドル規模の支援プログラム「Chiliz Labs」立ち上げ

カルダノ基盤ステーブルコインDjed「Ethereum・BNB Smart Chain」でも展開へ

カルダノ基盤ステーブルコインDjed「Ethereum・BNB Smart Chain」でも展開へ

米フロリダ州知事「中央銀行デジタル通貨(CBDC)を禁止する法案」を提出

米フロリダ州知事「中央銀行デジタル通貨(CBDC)を禁止する法案」を提出

スターバックス:NFTコレクション「The Siren Collection」リリース|二次販売も開始

スターバックス:NFTコレクション「The Siren Collection」リリース|二次販売も開始

仮想通貨損益計算ツールのクリプタクト「SBI VCトレード・Bitgetなどの新規取引種類」に対応

仮想通貨損益計算ツールのクリプタクト「SBI VCトレード・Bitgetなどの新規取引種類」に対応

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

トミ(tomiNet/TOMI)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説NEW

トミ(tomiNet/TOMI)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

ガラ(Gala/GALA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

ガラ(Gala/GALA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

Nippon Idol Token(NIDT)とは?基本情報・特徴・取扱う暗号資産取引所など

Nippon Idol Token(NIDT)とは?基本情報・特徴・取扱う暗号資産取引所など

米ドル連動ステーブルコインのリアルタイム価格・チャート一覧

米ドル連動ステーブルコインのリアルタイム価格・チャート一覧

エイプコイン(ApeCoin/APE)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

エイプコイン(ApeCoin/APE)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

FiNANCiEのフィナンシェトークン(FNCT)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

FiNANCiEのフィナンシェトークン(FNCT)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

人気のタグから探す