Swipeの仮想通貨デビットカードが「Samsung Pay」で利用可能に
仮想通貨(暗号資産)を支払いに使用することができるVisaデビットカードを手掛けている「Swipe(スワイプ)」は2020年5月1日に、同社が提供している「Swipe Visa Debit cards」がSamsung(サムスン)のスマホ決済サービス「Samsung Pay(サムスンペイ)」で利用できるようになったことを発表しました。
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Google Payに続き「Samsung Pay」にも対応
Swipe(スワイプ)は、ビットコイン・イーサリアム・ライトコイン・XRPなどといった様々な仮想通貨を保管することができるウォレットアプリ「Swipe Wallet」を展開している企業であり、自分のウォレットに保管している暗号資産を使用して支払うことができるVisaデビットカード「Swipe Visa Debit cards」も提供しています。
「Swipe Visa Debit cards」はすでにGoogle(グーグル)の非接触型のモバイル決済サービスである「Google Pay(グーグルペイ)」に対応していましたが、今回の発表では新たにSamsung(サムスン)のスマホ決済サービス「Samsung Pay(サムスンペイ)」にも対応したことが報告されています。
これにより、同社のVisaデビットカードを利用している人々は「Samsung Pay」にカードを登録することによって、世界中にある5,000万以上の店舗で「スマートフォン・スマートウォッチ・その他Samsung Pay対応デバイス」を使用してスムーズに仮想通貨決済することができるようになります。
「Swipe」のサービスは現時点で以下のようなイギリス・EU諸国で利用できるものの、同社は年末までに東南アジア・アジア太平洋地域でサービスを提供するための取り組みも進めており、最近では米国でのサービス展開も承認されたと伝えられているため、今後はさらに利用範囲が拡大すると期待されます。
【Swipeのサービス対象地域】
オーストリア・ベルギー・ブルガリア・クロアチア・キプロス・チェコ共和国・デンマーク・エストニア・フィンランド・フランス・ドイツ・ジブラルタル・ギリシャ・ハンガリー・アイスランド・アイルランド・イタリア・ラトビア・リヒテンシュタイン・リトアニア・ルクセンブルグ・マルタ・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・ルーマニア・スロベニア・スロバキア・スペイン・スウェーデン
「Swipe」の最高経営責任者であるJoselito Lizarondo(ジョセリート・リザロンド)氏は『最近では新型コロナウイルスの影響などで現金やカードなどの物理的な製品から人々が離れているため、デジタルソリューションは顧客のニーズを満たすのに役立つ』と語り、非接触型モバイル決済サービスの重要性を強調しています。