
仮想通貨取引所Bithumb:モネロ(XMR)の「取扱い終了」を発表|犯罪利用などを懸念
韓国の大手仮想通貨取引所「Bithumb(ビッサム)」は2020年5月15日の発表で、匿名性が高い仮想通貨として知られる「モネロ(Monero/XMR)」の取り扱いを2020年6月をもって終了することを明らかにしました。
こちらから読む:Huobi独自通貨、2020年6月上場へ「仮想通貨」関連ニュース
「n番部屋事件」受け上場廃止発表つづく
Bithumb(ビッサム)は、2020年4月時点でモネロ(Monero/XMR)を暫定的に上場廃止にしたことを発表していましたが、今回の発表では"2020年6月をもって正式にモネロの取り扱いを終了すること"が報告されています。具体的には2020年6月1日に「XMRの取引」を終了し、2020年6月29日には「XMRの出金サービス」も終了する予定だと説明されています。
モネロ(Monero/XMR)は"匿名性の高い利用者の追跡が困難な仮想通貨"として知られており、最近では韓国史上最悪の性犯罪事件とも呼ばれる「n番部屋事件」で"支払い手段として利用されていた"と指摘する意見もでていたため、犯罪に悪用される可能性があることを問題視する意見が多数でていました。
Bithumbは今回の発表の中で、モネロの取扱いを終了する理由として「追跡困難な機能が悪用されるのを防止するため」ということもあげています。
韓国では今年4月に「Huobi Korea(フォビコリア)」でも"モネロのサポート終了"が発表されているため、ビッサムでXMRの取扱いが終了することによって、韓国でモネロを取扱う仮想通貨取引所はなくなることになるとも伝えられています。
モネロなどの匿名通貨は依然として世界的に高い人気を誇っており、XMR自体も記事執筆時点での時価総額ランキングで14位に位置付けられていますが、「資金洗浄・テロ資金調達・犯罪利用」などに対する懸念から"取り扱い終了"を発表する取引所も増えてきています。

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