スイス:大学・企業が連携する「ティチーノ州ブロックチェーン技術協会」設立
スイス南部のティチーノ州で、大学や仮想通貨関連企業などが参加するブロックチェーン協会「Ticino Blockchain Technologies Association(ティチーノ州ブロックチェーン技術協会)」が新たに設立されたことが明らかになりました。
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学術機関と民間企業の連携でイノベーションを促進
ティチーノ州ブロックチェーン技術協会(Ticino Blockchain Technologies Association/TBTA)は、スイス・ティチーノ州に拠点を構えるブロックチェーン・分散型台帳技術の推進団体であり、公共部門と民間部門を連携させてブロックチェーン関連のイノベーションと研究開発を推進していくことを目的としています。
この協会の創設メンバーには「南スイス大学」や「南スイス応用科学芸術大学(SUPSI)」などに加えて、「Bitcoin.com、Copernicus Holdings、Eligma、Euronovate、Eventboost、Pangea Blockchain Fund、Poseidon Group、Quadrans Foundation、StrongBlock.io、Superflat、Swiss Blockchain Consortium」などといった複数の仮想通貨・ブロックチェーン関連企業が含まれています。
公式サイトに記載されている情報によると「ティチーノ州ブロックチェーン技術協会」は以下3つの項目に焦点を当てていると説明されています。
- 大学・学生・研究センター・企業・公共投資ファンド・民間投資ファンドなどといった、異なる種類の様々な存在が集う場になること
- パートナーがその性質に関係なく「イノベーションの神聖なる火」に集って団結し、科学的・技術的研究から始まる経済的価値の創出に様々な役割で従事していく
- パートナーは同じ経済分野で活動し、お互いに競争しつつも高度な強力関係を構築する
「ティチーノ州ブロックチェーン技術協会」には、ブロックチェーン関連の研究を行う学術機関と、ブロックチェーン技術を活用してサービスを構築する民間企業の両方が参加しているため、学術機関と民間企業の2つを結びつけることによって企業が研究成果を活用してより競争力のなる製品を展開していくことができると期待されています。