イーサリアム2.0「正式リリース」ビーコンチェーンがついに稼働
イーサリアム(Ethereum/ETH)の大型アップグレード「イーサリアム2.0」における最初のステップとなる「Beacon Chain(ビーコンチェーン)」が、日本時間2020年12月1日21時00分に正式に公開されました。
イーサリアム2.0「Beacon Chain」起動
イーサリアム(Ethereum/ETH)は以前から様々な新機能を搭載した「イーサリアム2.0」に向けた準備を進めており、先月24日にはイーサリアム2.0で新たに採用されるブロックチェーン「Beacon Chain(ビーコンチェーン)」の安定稼働に必要なステーキングのデポジット数が達成されたことが報告されていましたが、日本時間2020年12月1日21時00分には正式にビーコンチェーンがローンチされました。
ビーコンチェーンのデータを配信している「beaconcha.in」のデータによると、ビーコンチェーン起動後も順調にネットワークが運営されていることが報告されています。
(画像:beaconcha.in)
イーサリアム2.0の開発は段階的に実施されることになっているため、今回のビーコンチェーンローンチによって全てが完了するわけではなく、最初は従来のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)と新しいプルーフ・オブ・ステーク(PoS)が並行する形で稼働することになっていますが、最終的にはPoSへと完全移行することになっています。
ユーザーが利用する「シャードチェーン」の実装は、2021年のフェーズ1で行われる予定となっており、シャードチェーンの完全実装までには約2年ほどの期間がかかる予定となっていますが、イーサリアム2.0の本稼働によってステーキング報酬を獲得することができるようになる他、ネットワークの処理速度も大幅に改善すると期待されているため、今後はイーサリアム関連のサービスがより活発化していく可能性があると期待されます。
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2020年12月1日|イーサリアム(ETH)の価格
イーサリアム(ETH)の価格は本日1日の20時時点で66,000円付近まで回復していたものの、その後は急落しており、記事執筆時点では「1ETH=60,900円」で取引されています。