
イラン政府:電力不足受け「ビットコインマイニングの一時的な禁止措置」を発表
ビットコインマイニング事業に力を入れていることでも知られるイランのハサン・ロウハニ大統領が2021年5月26日に『イラン国内でのビットコインマイニングを一時的に禁止する』と発表したことが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。今回の一時停止命令は国内で必要となっている電力を確保するための措置であり、停止期間は電力需要が収まる2021年9月22日までになる予定だと報告されています。
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BTCマイニング「2021年9月頃まで禁止に」
イランは2020年頃から国家戦略の一部として「ビットコインマイニング」に力を入れており、マイニング事業者の登録制度などを導入しながら発電所の余剰電力などを利用したビットコインマイニングを許可していましたが、「Bloomberg」の報道によると、イランのハサン・ロウハニ大統領は2021年5月26日に『イラン国内でのビットコインマイニングを一時的に禁止する』と発表したとされています。
報道によると、今回の決定は「今月22日頃からイランの主要都市テヘランやシラーズなどで大規模な停電が複数回発生していること」を受けてのものだとされており、電力消費量が多くなる夏場の電力を確保する目的があると報告されています。
ビットコインマイニングの禁止措置は発表後直ちに発効するとのことで、電力需要が収まる2021年9月22日まではビットコインマイニングが禁止される予定だと伝えられています。
イラン政府は2020年7月に同国のマイニング事業者に対して情報登録を求めており、その後8月には「ライセンス無しで稼働していた1,100のマイニングファームが特定・閉鎖されたこと」が報告されていましたが、今回の報道では、イラン政府は『イラン国内で行われているマイニング活動の85%が無許可で行われている』と述べているとも報じられています。
ケンブリッジ大学が公開している「2020年4月時点の月間平均ハッシュレート国別比較」のデータによると、イランの月間平均ハッシュレートは全体の3.82%で世界6位とされているため、『イランでビットコインマイニングが一時停止されることによって、ビットコインネットワークに影響が出る可能性もある』と懸念する声も出ています。
2020年4月時点の月間平均ハッシュレート国別比較(画像:ケンブリッジ大学)
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