Mercoin(メルコイン)ブロックチェーン分析企業「Basset」の全株式を取得
Mercari(メルカリ)は2021年8月5日に、暗号資産・ブロックチェーン関連サービスの提供を予定しているメルカリグループ会社「Mercoin(メルコイン)」が、暗号資産・ブロックチェーンの分析・監視ツールを展開している「Basset」の全株式を取得したことを発表しました。今回の株式取得によって、Bassetはメルカリグループに参画することになりました。
こちらから読む:Gtax、DeFi損益計算を簡素化する新機能リリース「国内ニュース」
Bassetのブロックチェーン分析技術を活用
「Mercari」と「Basset」は2021年8月5日に、暗号資産関連サービスの提供を予定しているメルカリグループ会社「Mercoin(メルコイン)」がBassetが発行している全ての株式を取得したことを発表しました。今回の株式取得によって、Bassetはメルカリグループに参画することとなりました。
Mercoin(メルコイン)は暗号資産やブロックチェーン関連のサービス開発を行うことを目的として2021年4月28日に設立されたメルカリの100%子会社であり、具体的には「メルカリの売上金をビットコインで受け取れる機能、メルペイにおける暗号資産運用機能、NFT関連サービス」などの提供を予定しています。
暗号資産・ブロックチェーン業界では急速に技術活用が進んでいる一方で資金洗浄・テロ資金供与などといった違法行為への技術悪用が懸念されていますが、Bassetはビットコインを始めとする複数のブロックチェーンの分析技術を有しているため、同社がメルカリグループに参画することによってそのような違法行為への対策を強化して、今後のサービス開発でBassetの技術を活用していくことができると期待されています。
なお、Bassetは2021年4月に暗号資産を取り扱う金融機関における資金の動きのリアルタイム監視や、危険な取引の兆候を自動検出することができる取引分析ツール「Basset Explorer」の提供を開始しており、暗号資産を取り扱う金融機関における効率のよいリスク管理とコンプライアンスの包括的な推進を支援しています。
Bassetは公式発表の中で『今後Bassetは、メルカリグループの一員として暗号資産業界のリスク管理とコンプライアンスの包括的な推進を行い、引き続き、健全な暗号資産の取引環境の整備に寄与できるよう事業を展開していく』とコメントしています。なお、今回の株式譲渡は2021年7月2日時点で既に完了しているとのことです。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
関連のある仮想通貨ニュース
ハードウェアウォレット「Trezor」Solana(SOL)のブロックチェーンに対応
闇サイトで仮想通貨取引の「アカウント情報販売」会社員の男性逮捕:京都府警
音楽業界とブロックチェーン:流通や販売・著作権の管理など産業を透明化 ー MUSICまとめ
仮想通貨を「金融商品」として認めるガイドライン公開:ドイツ規制当局
Brave Wallet:仮想通貨を法定通貨に交換できる「オフランプ機能」追加|利用方法・対応銘柄も
韓国3位の暗号資産取引所「コインビット」取引量の99%水増しか
注目度の高い仮想通貨ニュース
仮想通貨ニュース | 新着記事一覧