カルダノ財団:セキュリティ強化に向けブロックチェーン分析企業「Coinfirm」と提携
カルダノ財団(Cardano Foundation)は2021年8月24日に、カルダノネットワークのセキュリティを強化することを目的として、ブロックチェーン分析企業である「Coinfirm(コインファーム)」と提携したことを発表しました。カルダノは今回の提携を通じて資金洗浄・テロ資金供与対策のための技術を導入するため、取引所などはカルダノ関連通貨の動きを追跡することができるようになり、各国の仮想通貨規制・ルールも遵守することができるようになると伝えられています。
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AML/CFTツール導入で世界各国の規制に準拠
カルダノ財団(Cardano Foundation)は2021年8月24日に、カルダノネットワークのセキュリティを強化することを目的として、ブロックチェーン分析企業である「Coinfirm(コインファーム)」と提携したことを発表しました。
Coinfirm(コインファーム)は仮想通貨・ブロックチェーンの「マネーロンダリング・テロ資金供与対策(AML/CFT)サービス」と「不正調査」を専門とするブロックチェーン分析企業であり、疑わしい仮想通貨取引を検出・監視するための包括的なツールを仮想通貨取引所・政府機関・金融機関などに提供しています。
今回の提携は、CoinfirmのAML/CFT技術を導入することによってカルダノネットワークのセキュリティを強化し、世界各国で定められている仮想通貨関連規制に完全に準拠できるようにすることを目的としたものであり、『Coinfirmの技術を導入することによって全ての取引所・カストディアン・その他関係者はウォレットに保管されているADAの履歴を明確に追跡することができるようになる』と説明されています。
また、同社の技術を導入すればADAだけでなく「カルダノブロックチェーンで発行された全ての資産」を分析することができるようになるとのことで、暗号資産が盗まれた場合などにも法執行機関や仮想通貨関連事業者との連携が取りやすくなると報告されています。
仮想通貨業界では依然としてハッキングや詐欺などの被害が相次いで報告されているため、盗まれた資金を追跡・回収できるようにするための環境整備が世界的に求められていますが、今回の提携によってカルダノブロックチェーン全体のセキュリティを向上させることができるため、今後ADA関連の流出事件が発生した場合にはより迅速な対応を取ることができるようになると期待されます。
カルダノ財団の技術統合部門責任者であるMel McCann氏は公式発表の中で『AML/CFT分析は、暗号資産が規制環境下で広く普及するために必要不可欠である』とコメントしています。
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2021年8月26日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先日24日に320円付近まで高騰したものの、その後はやや下落しており、2021年8月26日時点では「1ADA=285.35円」で取引されています。