仮想通貨市場で価格の下落・低迷が続いている一方では、世界的に有名な大手企業などが続々と暗号資産・ブロックチェーンの技術を採用し始めています。この記事では有名企業でも活用されている今後注目の仮想通貨・ブロックチェーンを紹介します。
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多数の有名企業が技術活用「Polygon/MATIC」
ポリゴン(Polygon/MATIC)は、イーサリアムが抱える取引処理遅延・取引手数料高騰などといったスケーラビリティ問題を解決することを目的として開発されたレイヤー2のスケーリングソリューションであり、高速な取引・安い取引手数料・環境にやさしいなどの特徴を有しています。
Polygonは技術採用が進んでいる代表的なブロックチェーンの1つであり、暗号資産取引所やNFTマーケットプレイスなど様々なサポートされているだけでなく、有名企業などのWeb3関連プロジェクトでもPolygonが基盤技術として活用されています。
【Polygonの技術活用に関する記事】
・ベントレー:208本限定のNFT
・Reddit:限定アバター「Collectible Avatars」
・Nike:Web3プラットフォーム「.SWOOSH」
・ペプシ:インド市場向けのNFTコレクション
・スターバックス:NFT活用サービス「Starbucks Odyssey」
・トランプ前大統領:NFTコレクション「Collect Trump Cards」
・GREE子会社BLRD「Polygonのバリデータノード」運営
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ゲーム分野での技術活用にも期待「Tezos/XTZ」
テゾス(Tezos/XTZ)は、2017年7月に公開されたスマートコントラクトや分散型アプリケーション(DApps)での利用に適したブロックチェーンプラットフォームであり、日本国内でも複数の暗号資産取引所に上場しています。
Tezosは「Red Bull Racing Honda」や「McLaren Racing」などと提携していましたが、最近ではゲーム開発大手「Ubisoft」、フランスの強豪eスポーツチーム「Team Vitality」、ゲーム開発エンジン「Unity」などゲーム分野でも提携を拡大しているため、現在はゲーム分野での技術活用にも期待が高まっています。
【Tezosの技術活用に関する記事】
・Red Bull Racing Honda:初のNFTで技術活用
・McLaren Racing:NFTプラットフォーム構築
・Ubisoft:NFTプラットフォーム「Ubisoft Quartz」
・Team Vitality:Tezosの技術でファン体験提供
・マンチェスター・ユナイテッド・Tezos基盤のNFT
・Unity:ソフトウェア開発キット「Tezos SDK」
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メタバース領域の代表銘柄「The Sandbox/SAND」
ザ・サンドボックス(The Sandbox/SAND)は、暗号資産・NFT・ブロックチェーンを活用した代表的なメタバースプラットフォームであり、ユーザーは仮想空間上の土地を購入して自分のコンテンツを構築・展開したり、他ユーザーが構築したコンテンツやゲームで遊ぶことができるようになっています。
The Sandboxのメタバース土地は非常に多くの有名ブランド・プロジェクト・企業・著名人などによって所有されており、日本では暗号資産取引所「コインチェック」が2035年の近未来都市をコンセプトとしたメタバース都市「Oasis TOKYO」を構築しています。以下で挙げている採用事例は全体のごく一部であり、この他にも様々な有名企業が参加しているため、The Sandboxは今後も注目すべきメタバースプロジェクトの1つであるといえます。
【The Sandboxの技術採用に関する記事】
・LINE Studio:専用エリアで人気ゲーム展開
・GUCCI:期間限定で「Gucci Vault Land」公開
・ルノー:メタバース上でデジタル自動車体験提供
・長崎県西海市:メタバースアカデミー開講
・ドバイ規制当局:世界初のメタバース本部設立
・香港最大の鉄道事業者:鉄道特化の仮想空間構築
・SHIBUYA109:周辺土地+NFTのセットを限定販売
・SQUARE ENIX「Dungeon Siege」のゲーム展開
・The Walking Dead:ゾンビゲーム提供
・コインチェック:メタバース都市「Oasis TOKYO」
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決済手段としての採用続く「Dogecoin/DOGE」
ドージコイン(Dogecoin/DOGE)は、2013年にアメリカの掲示板である「4chan」で誕生した柴犬をモチーフにしたオープンソースの仮想通貨です。ライトコインからフォークして誕生した代表的なミームコインとして知られており、現在も熱狂的なファンが世界中に存在しています。
Dogecoinは「Tesla」や「SpaceX」のCEOとして知られるイーロン・マスク氏にも強く支持されているため、マスク氏の会社でも決済手段として採用されていますが、コミュニティの要望などを受けて世界中の様々な店舗でも決済手段として採用されています。
【ドージコインの技術採用に関する記事】
・イーロン・マスク氏の香水、DOGE決済で購入可能に
・Tesla:関連アイテム販売でDOGE決済対応
・Vegas Loop:ドージコイン決済に対応
・SpaceX:グッズ販売でドージコイン決済対応
・米映画館チェーンAMC:DOGE決済に対応
・BongaCams:ドージコイン決済に対応
・動物保護団体「PAWS Chicago」DOGE寄付受け入れ
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金融分野の代表銘柄「XRP」
エックスアールピー(XRP)は、Ripple社が提供している国際送金サービスなどで活用されていることでも知られる仮想通貨です(*1)。送金の速さ・送金手数料の安さなどで強みを持つXRPは、国際送金関連の分野で広くされており、世界中にある様々な銀行や金融機関がXRPを活用したサービスを展開しています。
(*1)XRPは一部で「リップル」とも呼ばれていますが、Ripple社は「会社名=リップル」と「仮想通貨名=XRP」を明確に区別していますので、当メディアでは基本的に「仮想通貨はXRP」「企業名はRipple」と記載しています。
XRPを使えば世界中の人々と簡単かつ低コストに価値を送受信することが可能で、XRP関連のサービス開発で知られるRipple社は世界中の様々な国や金融機関と提携してサービス開発などに取り組んでいるため、今後もそのような技術活用が進めば、XRPは国際送金で重要な役割を果たす仮想通貨になると期待されます。
【XRP・Rippleに関する記事】
・パラオ共和国:Ripple社とステーブルコイン構築
・Anifie:XRPレジャー活用したメタバース発表
・Ripple社:外貨両替大手「Travelex」と提携|
・越境ECサイト「SBI Motor Japan」XRP決済に対応
・Ripple社:ブータン王国の中央銀行と提携
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スポーツ・エンタメ領域で提携拡大「Chiliz/CHZ」
チリーズ(Chiliz/CHZ)は、スポーツやエンターテインメントに特化したブロックチェーンプロジェクトであり、昨年は様々な機能を追加した新ブロックチェーンとなる「Chiliz Chain 2.0」も公開されています。
Chilizは元々「サッカークラブと提携して公式ファントークンを発行しているプロジェクト」として知られていましたが、現在は「サッカー・eスポーツ・格闘技・クリケット・レーシング・バスケットボール・テニス・アメフト・アイスホッケー・ラグビー」などといった様々な分野で非常に多くのチームと提携しており、代表的なスポーツ関連仮想通貨プロジェクトとなっています。
チリーズが提携している各種スポーツチームの一覧は以下のまとめ記事内に記載しています。なお、仮想通貨CHZは昨年9月に日本の暗号資産取引所「DMMビットコイン」に上場しているため、現在は日本国内でもCHZを購入することが可能となっています。
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Web3サービスでも採用進む「Solana/SOL」
ソラナ(Solana/SOL)は、2020年3月に公開された拡張性が高い・ユーザーフレンドリーなアプリケーションを世界中に提供できるように構築された分散型のブロックチェーンプラットフォームであり、「取引処理速度が非常に速く、取引手数料も非常に安い」という特徴を備えています。
Solanaは2022年に価格が大幅下落した仮想通貨の1つではありますが、Solanaの技術自体は高く評価されており、主流の暗号資産取引所やNFTマーケットプレイスもSolanaをサポート、昨年11月にはasicsとコラボした限定モデルの実物ランニングシューズ「ASICS X SOLANA UI COLLECTION」も発表されています。
【Solanaの技術採用に関する記事】
・ASICS:限定モデルの実物ランニングシューズ発表
・Instagram:NFT関連機能でSolana対応予定
・ACミラン:Solana基盤のNFTゲームと提携
・ビットバンク:Solana基盤の「Pyth Network」と提携
・Brave Wallet:Solana DAppに対応
・Braveブラウザ:Solanaのブロックチェーンに対応
・OpenSea:Solana基盤のNFT取扱い開始
・Binance US:Solana上のメタバースにオフィス開設
・マイケル・ジョーダン:ソーシャルアプリ「HEIR」
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