イスラエルの億万長者Teddy Sagi氏がブロックチェーン企業に投資


イスラエルの億万長者であるTeddy Sagi(テディ・サギ)氏が、ブロックチェーン企業である「Distributed Lab」に投資したことが明らかになりました。同社は様々な資産をトークン化することで、よりスムーズで自由な価値の交換ができる環境作りに取り組んでいます。

こちらから読む:億万長者も支援する期待の新技術ブロックチェーンとは?

目次

Teddy Sagi(テディ・サギ)氏

Teddy Sagi(テディ・サギ)氏はイスラエルのテルアビブ出身のビジネスマンです。
Forbesの『世界大富豪ランキング・ギャンブル・カジノ業界編』で8位にランキングされた経歴も持つサギ氏は、ギャンブルソフトウェアの開発会社である「Playtech」の創設者であり、ロンドンの代表的なマーケットである「Camden Market」を購入したことによって、英国でも有名になった投資家の一人です。

不動産、ギャンブルソフトウェア、支払い処理、デジタル広告などに投資することで、数十億ドルもの財産を蓄積したと言われており、同氏の個人的な資産総額は推定約36億ドル(約3,960億円)と言われています。

Distributed Labとは

Distributed Lab

Distributed Labは、ウクライナのハルキウを拠点とするブロックチェーン専門の技術センターであり、研究者、開発者、アナリストなどのチームから構成されています。同社のプラットフォームはブロックチェーン技術を使用した従来よりもさらに効率的な取引システムを提供しています。

同社は様々な資産をトークン化することによって、価値の移転を促進しています。主に資産流動性を維持しようとしている企業向けにサービスを提供している同社は、投資ファンド、不動産、クラウドファンディング、送金などの業界向けのエンタープライズトークン化プラットフォームも開発しています。

公式ウェブサイトには、
・金や銀のトークン「BullionCoin」
・ブロックチェーンベースの投資市場「Swarm」
・オークションネットワーク「Shelf」
・ウォレット機能と交換機能がついた「Bitxfy」
などの様々なブロックチェーン・プロジェクトが掲載されています。

Distributed Labの創設者であるPavel Kravchenko(パベル・クラフチェンコ)氏は、「世界中のすべての会計システムが互いに自由に取引できるようになる、財政的インターネットを構築すること」だと述べています。同氏は、2017年にForkLogとのインタビューで、ブロックチェーンのスタートアップはイニシャル・コイン・オファリング(ICO)が行われるだけでは実行可能な製品にはならないと説明しています。

Distributed LabのCEOであるVladimir Dubinin(ウラジミール・ダビニン)氏は、サギ氏からの投資を受けたことを認めていますが、具体的な詳細は明らかにしていません。

サギ氏のような大物投資家が投資を行うことによって、今後のブロックチェーン業界はさらに成長が加速ことになるだろうと考えられています。2018年に入り多くの仮想通貨で下落が続いていますが、多くの投資家たちは仮想通貨やブロックチェーン企業への投資を続けています。

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