ビットコイン暴落予測「インサイダー取引が行われるかもしれない」

by BITTIMES   

ビットコイン(bitcoin/BTC)でインサイダー取引が行われ、近々価格が暴落するかもしれない。」

このような "暴落予測" が出てきました。
ことの発端は、先月 11月12日にまでさかのぼります。

11月12日の bitFlyer のビットコインチャートの画像11月12日の bitFlyer のビットコインチャート

当時、25,000BTC がとある取引所に一気に移動したことでネット掲示板が騒然となりました。
25,000BTC といえば、現在のレートで換算すればおよそ 475億円です。
なぜ、これだけの巨額が突然動き出したのでしょうか?

ビットコイン(BTC)の暴落を左右するコミュニティの存在

アメリカの大手メディア「Bloomberg(ブルームバーグ)」のコラム執筆者であるアーロン・ブラウン氏は、

「おそらくビットコインの 40% 前後は、1,000人ほどの保有者が持っている。彼らは、現在の高騰で保有しているビットコイン(bitcoin/BTC)の半分ほどを手放す可能性がある。」

という予測を立てました。

ビットコイントレーダーの間では、彼ら大量保有者の動きが度々危険視されており、ビットコイン取引の不安材料になりつつあると語られています。
大量のビットコイン保有者である 1,000人は、仮想通貨(暗号通貨)初期の段階から大量に保有したことで現在の資産を築いており、横のつながりを持ち、互いにやり取りできる数百人規模にもなるコミュニティを形成し、自由に連絡を取り合える独自の環境を作り上げています。

ビットコイン大量保有者がインサイダー取引?

11月12日も、彼らの一部が動き出したことで大量のビットコイン(bitcoin/BTC)が取引所に集まった可能性があります。
アーロン・ブラウン氏の予測通り、彼らが現在保有しているビットコインの半分を売りに出した場合、市場に存在するビットコインの 20% が一斉に売りに出されることになります、それがキッカケとなり派生するビットコインの暴落はとてつもない額になると言えるでしょう。

当然売りに出す場合、彼らは「できるだけ高値で売り抜けたい」ですから、日時をしっかりと決めて一斉に売りに回る可能性があります。
これが株式取引であれば「インサイダー取引」にあたり違法なのですが、ビットコインの場合、インサイダー取引には該当しないため、法的に止めることは不可能です。

もしかすると 11月12日の 25,000BTC は今後の一斉売りのテストだったのかもしれません。

これが現実となれば、彼ら大量保有者によってビットコインの価格は自由にコントロールできることになります。
ちなみに、ビットコインジーザスとして有名なロジャー・バー氏は、Bloomberg に同件を質問され、

「その公算は大きいと思う。しかし自らの資金をどのように使おうが個人の自由なはずだ。ただ個人的にそのようなことに時間を使ったことはない。」

と価格操作の件に関しては認めるものの、関与に関しては否定をしています。

ロジャー・バー氏に関連する記事はこちら
>> 「ビットコイン救世主のロジャー・バーのインタビュー日本語訳」

"今後ビットコイン(bitcoin/BTC)の大量保有者はどう動いていくのか" 一般保有者の私たちには、値動きとトランザクションの履歴でしか追いかけることができません。

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