スイス証券取引所:イーサリアムに連動した上場投資商品(ETP)の取り扱い開始
スイス証券取引所「SIX Exchange」は、2019年3月5日にイーサリアム(Ethereum/ETH)をベースとした仮想通貨ETP(*1)である「Amun Ethereum(AETH)」の取り扱いを開始したことを発表しました。
(*1)ETP:上場投資商品・為替取引商品・上場取引型金融商品という意味を指す言葉であり、証券取引所で取引される多種多様な投資商品という意味を持ちます。ETPの価格変動は、株式、コモディティ、金利、通貨などといった他の金融商品に連動しますが、実際に資産の所有権を得るわけではありません。ETPには主にETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(上場投資コモディティ)といった3つの種類があります。
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Amun Ethereum(AETH)立ち上げ
「SIX Exchange」が新しく発表した仮想通貨ETPは、スイスの新興企業であるAmun社のサポートを受けたイーサリアム(ETH)ベースのETPとなっており、「Amun Ethereum(AETH)」と呼ばれています。イーサリアムETPの管理手数料は2.5%になります。
(画像:six-group.com)
SIX GroupのイーサリアムETPは、2018年11月に初めて発表されました。
同取引所は、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・リップル(Ripple/XRP)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
など、合計5種類の仮想通貨をベースとするETPをリストアップする予定だと発表していました。
記事によると、イーサリアムETPは16.7%の市場シェアを獲得する予定であり、ビットコインはETPの資産の約半分を占めるように設定されています。リップルは24.4%、ビットコインキャッシュは5.2%、ライトコインは3%となっていますが、インデックスに含まれるそれぞれの割合は、関連する仮想通貨の市場シェアに対応して毎月調整されます。
「SIX Exchange」は、1週間前にビットコインをベースとしたETPである「Amun Bitcoin(ABTC)」を立ち上げているため、今後もその他仮想通貨と連動したETPが発表されることになる可能性があると考えられています。
またSIX ExchangeのCEOは、2019年内にブロックチェーン技術を活用した取引プラットフォームを立ち上げるために開発に取り組んでいることを明かしています。仮想通貨・ブロックチェーンの先進国としても知られるスイスの動きには今後も注目です。
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2019年3月6日|イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格
イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格は、昨年12月に9,000円近くまで下落していましたが、その後は徐々に回復してきており、2019年3月6日時点では「1ETH=15,315円」で取引されています。
2018年12月6日〜2019年3月6日 ETHのチャート(引用:coingecko.com)
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