Ripple(リップル)南米地域での市場拡大に向け「ブラジル」に新オフィス設立
Ripple(リップル)社が南米地域での市場拡大に向け、ブラジルに新しいオフィスを立ち上げたことが「Cointelegraph Brasil」の報道で明らかになりました。同社はラテンアメリカ地域で教育やトレーニングなども行っていくと説明されています。
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ラテンアメリカ地域で「RippleNet」拡大図る
Ripple社がブラジルで新しいオフィスを立ち上げたことは、2019年6月11日〜13日(日本時間:6月11日午前9時〜14日)にかけてブラジル・サンパウロで開催されるフィンテック関連のイベント「CIAB Febraban」で正式に発表される予定だと伝えられています。
ブラジルに設立される新オフィスでは、金融機関向け保険サービスの販売などを手がけている保証サービスプロバイダー「THE WARRANTY GROUP」のブラジル子会社でCEOを務めていた経歴をもつLuiz Antonio Sacco(ルイス・アントニオ・サッコ)氏が主導して事業を展開していく予定となっており、ブラジルだけでなくラテンアメリカ地域で国際送金ネットワーク「RippleNet」の市場拡大を狙うと報じられています。
現時点で「RippleNet」に参加しているブラジルの金融機関としては、
・Santander Brasil(サンタンデール・ブラジル)
・BeeTech Global(ビーテック・グローバル)
・Banco Rendimento(レンディメント銀行)
が挙げられていますが、今後はさらに多くの銀行や金融機関が参加することになると期待されています。
具体的には、単に金融機関に対して問題解決のためのソリューションを提供するだけでなく、教育やトレーニングなども行っていく予定だとされており、2つの機関に属する15人以上の教授と協力して「法律・ビジネス・エンジニアリング」などのいくつかの分野における研究と技術開発を支援していくとされています。
Ripple社はここ数年間で「RippleNet」の規模を急速に拡大させており、今年の1月には参加している金融機関の数が「200」を超えたことも発表されています。最近では大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)や世界最大級のソーシャルトレーディングプラットフォームeToro(イートロ)のCEOもRipple社との提携を望んでいることを明らかにしているため、今後のRippleNetの発展にはさらに注目が集まります。
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2019年6月11日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は過去30日間で2回ほど50円を超えるまで上昇しましたが、その後はすぐに下落しており、2019年6月11日時点では「1XRP=42.99円」で取引されています。
2019年5月12日〜2019年6月11日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)
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