
通信事業者大手「A1テレコム」仮想通貨決済を7店舗で試験導入|BTCなど6銘柄に対応
オーストリアの通信事業者であるA1テレコムがビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を含む主要仮想通貨によるモバイル決済を試験的に導入する事を発表しました。7つの店舗で仮想通貨による決済を受け入れ、どの程度の需要があるのか調査していくと伝えています。
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A1テレコム、主要仮想通貨のモバイル決済をテスト
A1テレコムはオーストリアの携帯電話を保有するユーザー約620万人のうち、約510万人にサービスを提供している大手通信事業者です。そのA1テレコムは2019年8月19日から仮想通貨のモバイル決済を試験的に行っています。
このテストではオーストリアの中の7つの自社店舗で仮想通貨のモバイル決済が可能となっており、サービスや商品購入時に以下の仮想通貨が使用できるようになっています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ステラ(Stellar/XLM)
・ダッシュ(Dash/DASH)
新しいデジタル決済を日常的に
A1テレコムによれば、現在モバイル決済の方法は徐々に確立されているものの、普及しつつあるデジタル通貨の受け入れはいまだ国際レベルには達していないと指摘しています。
またオーストリアへ訪れた観光客やビジネス旅行者に対しても仮想通貨だけでなくAlipay、WeChat Pay等を使った決済インフラも整っていない状況であり、改善が必要であると述べています。そのため今回、主要なデジタル通貨での決済の実証試験を行い実際の需要がどの程度あるのか確認する狙いがあります。
A1テレコムの仮想通貨決済は、
・Salamantex(サラマンテックス・同国内の仮想通貨企業)
・Ingenico(インジェニコ・仏の決済ソリューション企業)
・Concardis(コンカルディス・独のキャッシュレス事業)
の3社と協力し可能になりました。これによりレジシステムと仮想通貨決済システムを簡単に統合し、ディーラーの為替変動リスクを極限にまで減らす事が可能になります。
A1のユーザーが商品やサービス購入時に選択した仮想通貨を固定レートで支払い、取引中に価格変動が起きた場合にはプロバイダーによって軽減される様になります。また店舗側はユーロで売上として受け取れるようになります。
さらにAlipay、WeChat Payも8月下旬から利用可能になると発表しています。現在キャッシュレス化が各国で推進されていますが、仮想通貨がどの程度シェアを獲得できるのかが今後の普及の鍵と言えます。
仮想通貨決済に関する記事はこちら
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