EOS開発企業「SNS投稿による収益化」を実現する技術で特許取得
仮想通貨イオス(EOS)の開発を行っていることで知られる「Block.one(ブロックワン)」が、"トークンを用いてSNSの投稿を収益化させる技術"で特許を取得したことが明らかになりました。
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「SNS投稿を利用した広告表示」で収益化
イオス(EOS)の開発元である「Block.one(ブロックワン)」が2019年5月に申請を行った「ソーシャルメディアプラットフォームの投稿への入札」という題名の特許技術が、米国特許商標庁(USPTO)によって2020年4月28日に承認されました。
この特許技術は、「"ソーシャルメディアプラットフォームへの投稿"を第三者がトークンで入札することによって、自分のプロフィールを落札した投稿の上部に表示することができる技術」となっており、投稿が落札されたユーザーは落札者からトークンで収益を得ることができる仕組みとなっています。
この技術が実用化されることによって、注目度の高い投稿を行っているSNS利用者は自分の投稿で収益化を図ることができ、投稿の落札者は自分が落札した投稿と一緒に自分のプロフィールを拡散することができるようになると期待されます。
なお、投稿の入札に使用されるトークンはプラットフォーム上で発行されることになっており、入札によって生成された資金は「投稿の作成者・以前の高額入札者・プラットフォームの管理者」に配布されると説明されています。
投稿されたデータはブロックチェーン上に記録される設計となっており、入札時には「投稿内容が投稿者のオリジナルであるかどうか」を確認するための検証が行われるとのことです。
EOS基盤のSNSプラットフォーム「Voice」に実装か
「Block.one」は2019年6月に「Voice(ボイス)」と呼ばれるSNSサービスを発表しているため、今回明らかになった特許技術は「Voice」に実装される可能性があると予想されています。
同社のCEOであるBrendan Blumer(ブレンダン・ブルマー)氏は「Voice」の発表を行った際に『従来のSNSサービスはユーザーのコンテンツ・データ・関心を利用して"プラットフォーム側"が報酬を得る仕組みになっている』と指摘していたため、今後は今回発表された特許技術やVoiceを活用することによって、「SNSユーザーが自分のコンテンツ・データで収益化を図ることができるサービス」が提供されることになると予想されます。
Voice(ボイス)は現在"ベータ版"として公開されているため、今後の正式リリースにも期待が高まります。