adidas:ブロックチェーンも扱うデジタル完結型ファッションスタジオ「The Fabricant」と提携
アディダスジャパン株式会社(adidas Japan)は2020年12月1日に、ファッションモデルのカーリー・クロス氏とコラボレーションした2021年春夏モデルの最新トレーニングウェア「adidas×Karlie Kloss Collection(アディダス×カーリー・クロス コレクション)」の販売開始に伴い、ブロックチェーン技術を活用したデジタルファッションアイテムなどを手がけているデジタル完結型ファッションスタジオ「The Fabricant(ザ ファブリカント)」とパートナーシップを結んだことを発表しました。
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新商品発売と共に「The Fabricantとの提携」を発表
アディダスジャパン株式会社は2020年12月1日に、ファッションモデルのカーリー・クロス氏とコラボレーションした2021年春夏モデルの最新トレーニングウェア「adidas×Karlie Kloss Collection(アディダス×カーリー・クロス コレクション)」を本日1日から全国のアディダス直営店、adidasオンラインショップ、adidas商品取扱先店舗で順次発売することを発表しました。
「adidas×Karlie Kloss Collection」は、モデル活動にあわせて"女性が活躍する場を広げるための活動"にも取り組んでいるKarlie Elizabeth Kloss(カーリー・エリザベス・クロス)氏とのコラボレーションによって誕生した新商品であり、これらのコレクションには『若い女性たちがスポーツを通じてアクティブに活動することで、次世代でより一層活躍してほしい』というカーリー氏の想いが込められていると説明されています。
今回の発表は「adidas×Karlie Kloss Collection」の発売をメインとした発表となっていますが、アディダスジャパンは発表の中でブロックチェーン技術を活用したデジタルファッションアイテムなどを手がけているデジタル完結型ファッションスタジオ「The Fabricant(ザ ファブリカント)」とパートナーシップを結んだことも発表しています。
「デジタルアパレル作品の募集プログラム」を実施
The Fabricant(ザ ファブリカント)は、オランダ・アムステルダムに拠点を置くデジタル完結型のファッション専門家集団であり、昨年ニューヨークで開催されたイーサリウムやブロックチェーン関連のカンファレンス「Ethereal Summit」では同社が扱うデジタルファッションアイテムの1点が9,500ドル(約100万円)ほどで落札されたことでも注目を集めました。
「Adidas」と「The Fabricant」は今回のパートナーシップを通じて、カーリー氏のお気に入りであるWIND. RDYパーカーの3Dデジタルバージョンの制作に加え、若いクリエイターを対象に3Dデザインのデジタルアパレル作品を募集するプログラムを実施すると説明しています。
このプログラムで上位に選ばれた作品はブロックチェーン技術を用いて販売され、その収益はカーリー氏が立ち上げた女性プログラマーを育成する非営利団体「Kode With Klossy」の支援に当てられるとのことです。
「The Fabricant」の共同創設者兼クリエイティブ・ディレクターであるアンバー・スローデン氏は「adidas」とのパートナーシップについて次のようにコメントしています。
次世代の女性を応援し、インスパイアするという今回のコレクションのビジョンに共感し、このプロジェクトに参加しました。アディダスやカーリーと共にこのプロジェクトに参加できたことをとても光栄に思います。デジタルファッションとは、自由と可能性に満ちた場であり、私たちは、ブランドや個々人がこの分野の無限の可能性を模索する後押しをしてまいります。
今回の取り組みは「ブロックチェーン技術を活用したデジタルアパレル作品の販売」に関するものとなっていますが、ブロックチェーン技術は商品の追跡などにも活用されており、昨年4月にはシンガポールのスニーカーデザイナー集団「SBTG(Sabotage)」から"ブロックチェーンで追跡できるアディダススニーカー"なども発表されているため、今後の更なる技術活用などにも期待が高まります。
「adidas×Karlie Kloss Collection」の詳細などは以下の「公式発表ページ」や「アディダス オンラインショップ」をご覧ください。
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