
米大手投資企業Bitwise「全てのXRPポジション」を清算|リップル社訴訟問題受け
米国の大手仮想通貨投資企業「Bitwise(ビットワイズ)」は2020年12月23日に、"仮想通貨XRPが証券とみなされる可能性があること"を考慮した上で、同社の仮想通貨インデックスファンド「Bitwise 10 Crypto Index Fund(BITW)」におけるXRPのポジションを全て清算したことを発表しました。
こちらから読む:米SECのRipple社起訴でXRP価格暴落「暗号資産」関連ニュース
「証券の可能性がある資産には投資しない」と説明
Bitwise(ビットワイズ)は2020年12月23日に、米国証券取引委員会(SEC)が『未登録のデジタル証券を販売した』としてRipple社を起訴したことを受けて、同社の仮想通貨インデックスファンド「Bitwise 10 Crypto Index Fund(BITW)」におけるXRPのポジションを全て清算して、他の資産に再投資したことを発表しました。
Bitwise 10 Crypto Index Fund(BITW)は仮想通貨時価総額ランキング上位に位置付けられている10銘柄の総合的なパフォーマンスに連動して運用される投資信託であり、75%がBTC、13%がETH、残りの12%がLTC・BCH・LINK・ADA・XLM・EOS・XTZなどの暗号資産に割り当てられています。
同ファンドにおけるXRPの比率が「約3.8%」だったことは明かされていますが『XRPに割り当てられていた資産がどの資産に再投資されたのか』については明らかにされていません。
XRPのポジションを清算した理由としては「米SECがRipple社を"未登録デジタル証券(XRP)の販売"で提訴したこと」が挙げられており、『Bitwise 10 Crypto Index Fundは連邦または州の証券法の下で証券とみなされる可能性が高い資産には投資しない』と説明されています。
米国証券取引委員会がRipple社を提訴したことによって、XRPを取り扱っていた一部の仮想通貨関連企業はXRPから手を引いており、「Beaxy、Cross Tower、OSL」などの暗号資産取引所が"XRPの取引停止・上場廃止"を発表しているほか、日本でも「Huobi Japan、DeCurret」が"XRP関連サービスの一時停止"を発表しています。
XRP価格はSECの発表を受けて20円台まで暴落していますが、今後も『XRPの取り扱い中止』などの発表が続いた場合には、さらなる価格下落が起こる可能性もあるため注意が必要です。
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2020年12月24日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は先月25日に76円付近まで回復していたものの、SECの発表を受けて上昇前の価格となる22円〜27円付近まで急落しており、2020年12月24日時点では「1XRP=27.85円」で取引されています。
2020年11月12日〜2020年12月24日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)
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