
ロシア・プーチン大統領「ブロックチェーン用いた国際決済システムの構築」を呼びかけ
ロシアのプーチン大統領が、2022年11月24日にモスクワで開催された人工知能(AI)に関連する国際会議の中で『デジタル通貨とブロックチェーン技術を活用すれば、より便利で安全な銀行や第三国の干渉を受けない新しい国際決済のシステムを作ることができる』と語ったことが明らかになりました。
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「干渉を受けない決済システムを構築できる」と説明
ロシアのプーチン大統領が、ロシア最大手銀行スベルバンクが2022年11月24日にモスクワで開催した人工知能(AI)に関連する国際会議の中で「デジタル通貨やブロックチェーン技術に基づいた国際決済システムの構築」について呼びかけを行ったことが「TASS」の報道で明らかになりました。
プーチン大統領は今回の会議で以下のように語り「デジタル通貨とブロックチェーン技術を活用すれば、より便利で安全な、銀行や第三者の干渉を受けない新しい国際決済システムを構築することができる」と説明したと報告されています。
デジタル通貨と分散型台帳技術をベースにすれば、より便利で、利用者にとっても完全に安全な、銀行や第三者の干渉を受けない新しい国際決済システムを構築することができます。
現在の違法な規制の状況下において、決済は攻撃ラインの1つとなっています。現在の国際決済システムは高価であり、コルレス銀行(*1)の制度や規制は一部の国家や金融企業によってコントロールされています。
(*1)コルレス銀行(中継銀行):外国に送金する際にその通貨の中継地点となる銀行のこと。
また、プーチン大統領は『独占企業による独裁は独占企業自身を含めたすべての関係者に悪影響を与えるものであり、そのような独占状態は誰にも好まれないため、ブロックチェーンを活用した新たな決済システムは必ず生まれ、発展していくと確信している』と語ったとも報じられています。
ロシアはウクライナ侵攻後に経済制裁を受けているため、デジタル通貨やブロックチェーンを活用した国際決済システムを評価する発言の裏には、経済制裁を回避したい考えもあると見られています。
ロシア関連の最近の報道では「ロシア連邦議会の下院が国立暗号資産取引所設立に向けて法改正の議論を行なっている」ということなども報告されています。

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