Mastercard×Polygon:音楽関連の支援プログラム「Mastercard Artist Accelerator」発表
Mastercard(マスターカード)は2023年1月6日に、ポリゴン(Polygon/MATIC)のブロックチェーン技術を活用した音楽アーティスト向けのWeb3育成プログラム「Mastercard Artist Accelerator」を発表しました。
こちらから読む:国内アーティストも続々とNFTを発行「音楽」関連ニュース
NFT・メタバースなどWeb3技術活用を支援
Mastercard(マスターカード)は2023年1月6日に、ポリゴン(Polygon/MATIC)のブロックチェーン技術を活用した音楽アーティスト向けのWeb3育成プログラム「Mastercard Artist Accelerator」を発表しました。
「Mastercard Artist Accelerator」はデジタル経済圏の音楽アーティストを育成する支援プログラムであり、『Polygonブロックチェーン上のWeb3技術を活用して、アーティストとメンターやファンを繋ぐ独自の開発プログラムで新たな領域を切り開く』と説明されています。
マスターカードは「Web3関連の機能は音楽コンテンツの制作・コラボレーション・所有で新たな道を開く可能性を秘めているが、特に若手アーティストの間ではその可能性が十分に引き出されていない」と指摘しており、今回のプログラムを通じてWeb3技術の利点を活かしていく方針であることを説明しています。
具体的には、2023年春からプログラムをスタートさせるとのことで、ミュージシャン・DJ・プロデューサーなど5名の新進アーティストに「デジタル経済圏で独自の音楽の道を切り開いていくためのツール・スキル・アクセス」を提供、アーティストは特別なイベントや音楽リリースなどに独占的にアクセスすることができると説明されています。
また、NFTの発行・仮想世界での表現・魅力的なコミュニティの構築など「Web3体験を通じてアーティストが自分のブランドを構築し、それを所有する方法について学ぶことができる初のカリキュラム」を用意しているとも説明されています。
このプログラムは「ファンとの繋がり」も視野に入れたものとなっているためファンの人々も参加することが可能、限定版NFTである「Mastercard Music Pass」の保有者は、Web3x音楽の限定教材・コラボレーションによる限定コンテンツ・現実&メタバース世界で開催される貴重なイベントなどにアクセスすることができるとされています。
このトークンを保有することによって、ファンの人々はプラットフォームに参加してアーティストと共に学んだり、自身のツールや業界に関する知識を磨くことができます。また、2023年後半のフィナーレでは「ライブ配信によるアーティストのショーケース」も開催される予定です。
「Mastercard」のマーケティング責任者であるRaja Rajamannar氏は「Mastercard Artist Accelerator」について次のようにコメントしています。
音楽は世界共通の情熱であり、私たちを鼓舞し、感動させ、結びつけてくれます。しかし、新進アーティストがその世界に飛び込むことは不可能に思えるかもしれません。Mastercard Artist Acceleratorでは、最先端のWeb3テクノロジーによってアクセスを拡大し、つながりをさらに強めていきます。
私たちのビジョンは、情熱と目的の架け橋となり、素晴らしい新進アーティストにスポットライトを当て、参加者が共に学び、実験し、成長できるようなインタラクティブなコミュニティを作ることです。
音楽業界でもWeb3技術の活用は進んでおり、日本国内でも複数のアーティストがNFT作品を発行、昨年9月には世界的に有名なレコード会社である「Warner Music Group」が人気のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」と提携しています。
Mastercardは暗号資産・ブロックチェーン関連の技術を幅広く活用しており、暗号資産関連のクレジット/デビットカードが多数発行されている他、金融機関に仮想通貨取引機能を提供する「Crypto Source」なども発表されています。
>>「Mastercard」の公式発表はこちら
>>「Mastercard Artist Accelerator」の詳細はこちら
こちらの記事もあわせてどうぞ