Starbucks:ブロックチェーン用いた「コーヒー豆のトレーサビリティツール」導入

by BITTIMES

Starbucks Coffee(スターバックスコーヒー)は2020年8月20日に、米国のスターバックス利用者がコーヒー豆の生産情報などを簡単に確認できるようにするためのトレーサビリティツールを導入したことを報告しました。このツールには「Microsoft(マイクロソフト)」のブロックチェーンソリューションである「Azure Blockchain Service(アジュール・ブロックチェーン・サービス)」が活用されています。

こちらから読む:LINE、"BCサービス開発基盤"提供開始「ブロックチェーン」関連ニュース

コーヒー豆の生産情報などが確認可能に

Starbucks Coffee(スターバックスコーヒー)は2020年8月20日のツイートで、コーヒー豆の原産地や生産者情報などを確認することができる「デジタルトレーサビリティツール」を導入したことを報告しました。このツールを利用すると、コーヒー豆の袋に記載されているコードをスキャン・入力するだけで、簡単にコーヒー豆の情報を確認することができると説明されています。

新しいデジタルトレーサビリティツールを使用して「スターバックスコーヒー」を裏で支える人々と出会い、場所を確認してください。米国の店舗からコーヒー豆の袋に記載されているコードをスキャンまたは入力するだけで確認することができます。

スターバックスはこのトレーサビリティツールを2020年8月10日に発表しており、現在はパッケージに記載されている"9桁のコード"を直接入力することによって製品情報を確認することができる「ウェブサイト」も公開されています。これらの「コード」はスターバックスが販売しているコーヒー豆の袋の裏面に記載されています。

(画像:starbucks.com)(画像:starbucks.com)

ブロックチェーンで「コーヒー豆の情報管理」

Starbucks(スターバックス)が導入したトレーサビリティツールは「Microsoft(マイクロソフト)」と共同開発されており、このツールにはマイクロソフト社のクラウド型ブロックチェーンアプリケーション基盤である「Azure Blockchain Service(アジュール・ブロックチェーン・サービス)」が活用されていると報告されています。

ブロックチェーン上に記録されたデータは改ざんすることが極めて困難であり、インターネット上で簡単にそれらのデータを確認することができるようになっているため、『消費者に信頼できる情報を届けることができる』として食品などのサプライチェーン管理などで広く活用されています。

スターバックスのコーヒー豆情報もブロックチェーン上に記録されているため、サービス利用者は信頼できる精査・流通情報を確認することができます。

また、このツールは農家の人々がコーヒー豆を生産している段階から、実際に消費者の元に届くまでの様々な情報を確認することができるようになっているため、ユーザーはコーヒー豆の様々な情報を追跡することができ、農家の人々も自分たちのコーヒー豆がどのように消費者へと届けられているかを知ることができると伝えられています。

このトレーサビリティツールが利用できるのは「米国の店舗で販売されている袋売りのコーヒー豆」だとされており、現時点ではスターバックスの店舗外で購入したものや、カップで購入したコーヒーなどの情報は確認することはできないとされていますが、スターバックスのMichelle Burns(ミシェル・バーンズ)氏は「Bloomberg」に対して『このサービスはまだ始めたばかり』だと語っているため、今後のサービス拡大にも注目です。

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