【Cardano/ADA】ステークプールによるブロック生成率が「50%」に到達
カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーンで新たに生成されるブロックの50%が"コミュニティが運営するステークプール"によって生成されるようになったことが明らかになりました。Cardanoの開発を担当している「IOHK」は『カルダノは地方分権化に向けた重要なマイルストーンに到達した』と祝福しています。
こちらから読む:Brave、1年間でアクティブユーザー数が倍増「暗号資産」関連ニュース
地方分権化に向けた「重要なマイルストーン」
カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーンは以前までCardanoの作成者が運営する「連合型システム」によって運営されていたため"中央集権型"に近い形で運営されていましたが、Shelley(シェリー)の時代に突入して以降はステークプールのコミュニティが運営する「分散型システム」へと徐々に移行しています。
Cardanoはより安全に分散型システムへと移行するために「連合型システム」と「分散型システム」の両方を採用して、ブロック生成の割合を徐々に変化させることによって最終的に「完全な分散型システム」へと移行することを計画していますが、現在はCardanoブロックチェーンで生成されるブロックの50%がステークプールによって生成されていると報告されています。
ステークプールによるブロック生成率が50%に到達(画像:Daedalus Wallet)
カルダノ(Cardano/ADA)の開発を担当している「IOHK」は、ステークプールによるブロック生成率が50%に到達したことについて『Cardanoは地方分権化に向けた旅で重要なマイルストーンに到達した』とコメントしており、"Cardanoの完全なる分散化"に向けた重要なポイントに到達したことを説明しています。
2021年3月には「100%」に到達予定
IOHKが今年8月に公開した「カルダノネットワークの完全な分散化に向けたスケジュール」では、2020年11月1日にブロックの50%がステークプールによって生成されるようになることが報告されており、『Cardanoブロックチェーンはこのタイミングで"分散化が避けられない転換点"に到達する』と説明されていました。
Cardanoブロックチェーンでは今後も徐々に「ステークプールによるブロック生成の割合」を増やしていくことが予定されており、2021年3月にはブロックの100%がステークプールによって生成されるようになる予定となっています。
カルダノの開発は現在も順調に進められており、最近ではスマートコントラクトなどの面で重要な役割を担う開発段階「Goguen(ゴーグエン)」のロードマップなども公開されているため、今後のさらなる開発にも期待が高まります。
こちらの記事もあわせてどうぞ
2020年11月4日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は先月末に8円付近まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2020年11月4日時点では「1ADA=9.84円」で取引されています。