doublejump.tokyo:SNS情報で利用できるウォレット開発会社「Torus Labs」と提携
ブロックチェーンゲーム開発会社である「doublejump.tokyo(ダブルジャンプトーキョー)」は2020年7月16日に、SNSアカウント情報だけで暗号資産(仮想通貨)を送金・保管することができるイーサリアムウォレットを開発している「Torus Labs(トーラス・ラボ)」と提携したことを発表しました。
Torus Labs(トーラス・ラボ)とは
doublejump.tokyo(ダブルジャンプトーキョー)が提携を結んだ「Torus Labs(トーラス・ラボ)」は、SNSアカウント情報だけでログインできるイーサリアム(ETH)のウォレット「Torus Wallet(トーラス・ウォレット)」を開発している企業であり、これまで複雑だったウォレットの作成や秘密鍵の管理を簡素化したサービスを提供しています。
Torus Labs(トーラス・ラボ)は、SNSアカウント情報だけでウォレットを作成することができるサービスを提供しているため、利用者は以下のようなアカウントを持っているだけで、ブラウザプラグインやアプリケーションのインストールをすることなく、ブラウザ上で簡単にイーサリアムウォレットを利用することができます。
- Google(グーグル)
- Facebook(フェイスブック)
- Reddit(レディット)
- Github(ジットハブ)
- LinkedIn(リンクトイン)
- Twitter(ツイッター)
- Line(ライン)
- Twitch(ツイッチ)
- Discord(ディスコード)
- AppleID(アップルID)
- Passwordless(パスワードレス)
また「Torus Labs」のサービスを利用すれば、これらのアカウントに紐づけられたウォレットIDを特定することもできるため、イーサリアムウォレットを保有していない友人にSNSアカウント情報だけで暗号資産を送金することも可能です。SNSアカウントで暗号資産を受けとった人々は「Torus Labs」のサービスを利用して、暗号資産を受け取ったSNSアカウント情報でウォレットにログインすることによって、受け取った暗号資産にアクセスすることができます。
「Torus Wallet」の導入サポートを開始
doublejump.tokyo(ダブルジャンプトーキョー)は今回の提携を通じて、同社が提供しているブロックチェーンゲームの開発支援プログラム「MCH+」のパートナー向けに「Torus Wallet」の導入サポートを開始しました。同社は「Torus Labs」と協力することによって、ブロックチェーンゲームのユーザーインターフェースの改善をはかり、同市場の拡大を目指すと説明しています。
ブロックチェーンゲームの種類は急速に増えてきているものの、実際にゲームをプレイするために必要となる暗号資産ウォレットの作成は依然として複雑な部分があるため「新規ユーザーがゲームを開始するまでの障壁が高い」という問題がありました。今回の提携によって「MCH+」パートナーの各タイトルは「Torus Wallet」の機能をスムーズに導入することができるようになるため、ウォレットの作成などが簡素化され、ユーザー層の拡大につながると期待されています。
「MCH+」はブロックチェーンゲームの開発・運用で培った豊富な知識を活かして「Torus Wallet」の日本語対応をサポートしていくと説明されているため、今後は「Torus Wallet」が日本でもより気軽に利用できるようになると期待されます。