暗号資産ニュース週間まとめ|2019年6月2日〜8日
2019年6月2日〜8日にかけて紹介した仮想通貨関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
こちらから読む:2019年6月の「仮想通貨・ブロックチェーン」ニュース一覧
Tron CEO:ジャスティン・サン「投資の神」とランチへ
トロン(Tron/TRX)とBitTorrent(ビットトレント)でCEOを務めているJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、「投資の神」として知られながらビットコイン(BTC)を厳しく批判してきたことでも有名なWarren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏と会食をする権利をオークションで落札したことを発表しました。
この発表によってジャスティン・サン氏の知名度は急速に高まっており、現在は「会食に参加する7人のメンバーが誰になるか」などにも注目が集まっています。
仮想通貨関係者との会食、バフェット氏の反応は?
自由のための仮想通貨「McAfee Freedom Coin」発行へ
「ブロックチェーン・仮想通貨の伝道師」としても知られながら、2020年の米国大統領選挙に国外から立候補することも宣言しているセキュリティーの専門家John McAfee(ジョン・マカフィー)氏は、2019年秋に全く新しい概念に基づいた独自の仮想通貨「McAfee Freedom Coin(マカフィー・フリーダムコイン)」を発行することを発表しました。
既存の通貨に対する価値は"ゼロ"であると宣言されているこの仮想通貨は"経済的自由"を実現するためのものだと説明されています。
McAfeeFreedomCoinの概要はこちら
BINANCE DEX「日本」をブロック対象国に追加
BINANCE(バイナンス)が運営する分散型取引所「BINANCE DEX」は、ブロック対象となる国のリストを更新し、新しく「日本」を対象国に加えました。
これにより日本のIPアドレスから「BINANCE DEX」を利用しているユーザーは、2019年7月1日からブロックされる予定となっているため注意が必要です。
ブロック対象国として新たに公開されたリストはこちら
Apple:開発者向けに「CryptoKit」公開
Apple(アップル)は、2019年6月4日から開催された「WWDC 2019」の中で開発者向けの暗号化関連ライブラリーである「CryptoKit(クリプトキット)」を発表しました。CryptoKitは、プログラミング言語「Swift」上で一般的な暗号学的コマンドを実行できるツールキットだと伝えられています。
今回発表されたこのツールキットは、現時点では仮想通貨にほとんど役に立たないとも言われていますが、新しく公開されたアイコンセットには「ビットコインのロゴ」らしきものも含まれているため、仮想通貨業界で注目を集めました。
公開された「ビットコインのアイコン」はこちら
脱税防止に向け「専門チーム」発足|国税庁
国税庁は、仮想通貨取引・ネットオークション・動画配信・民泊などのインターネットを通じて個人が得た収入に対して適切に課税するために、2019年7月から全国12ヶ所にある国税局・事務所に合計200人規模の「専門プロジェクトチーム」を設置し、情報収集の対策を強化すると発表しました。
具体的には、多額の利益を得たと見られる顧客の情報を仮想通貨交換業者から入手するなどして「無申告」や「課税逃れ」を防止すると説明されています。
国税庁が発表した内容はこちら
XRP「10億円相当」がハッキング被害に
仮想通貨ウォレットである「GateHub(ゲートハブ)」は、先日セキュリティ侵害を受けたことによって、日本円で約10億円に相当する「2,320万XRP」が盗まれたことを発表しました。
その後の発表では「盗難の手口」や「被害状況」に加え、「今後の対応」なども明らかにされており、現在はGateHubのXRPウォレットでXRPを保管しているユーザーに対して「自分自身でXRPを安全なウォレットに移動するように」と注意が促されています。
Facebook独自通貨「ホワイトペーパー公開」間近か?
Facebook(フェイスブック)が開発に取り組んでいる独自の仮想通貨に関する情報が複数の大手メディアによって徐々に明らかにされ始めています。
すでに100人規模のメンバーで開発が進められているというこの仮想通貨は「複数の通貨に連動したものである」とも言われており、ホワイトペーパーは今月18日にも公開される可能性があると報じられています。
Facebook独自通貨に関する最新情報はこちら