仮想通貨ニュース週間まとめ「アルトコイン・金融庁・ADA・トランプ氏」などの注目記事

by BITTIMES   

2025年2月16日〜22日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

Googleアカウントとビットコインウォレット統合を計画

Google(グーグル)のWeb3担当者であるカイル・ソング氏は2025年2月18日に、ビットコインネットワークの開発者と協力し、Googleアカウントからビットコインウォレットにアクセスできる仕組みを検討していることを明らかにしました。

この取り組みは香港で開催された「Bitcoin Tech Carnival」において発表されたもので、Googleの認証の仕組みとビットコイン(BTC)ウォレットを組み合わせることで、普段使っているデジタルIDと仮想通貨の管理を一本化することを目指していることが報じられています。

Bybit、史上最大規模のハッキング被害

暗号資産取引所Bybit(バイビット)イーサリアム(ETH)用マルチシグコールドウォレットが日本時間2025年2月22日頃にハッキング被害に遭い、14億ドル相当のイーサリアム関連トークンが不正流出したことが明らかになりました。

今回のハッキング被害は日本時間22日の深夜0時頃に複数の人物から報告されたもので、その後はバイビット公式も「当社のETHコールドウォレットの1つに対する不正な活動を検知した」と発表、現在はハッキング事件に関する情報が続々と報告されています。

米SEC、利回りステーブルコインを初承認

SEC(米国証券取引委員会)は2025年2月20日、分散型取引所を運営するFigure Markets(フィギュア・マーケッツ)の利回り付きステーブルコイン「YLDS」の発行を承認したことが明らかになりました。

同社の公式発表によると、YLDSはSOFR(担保付翌日物融資金利)から0.5%を差し引いた金利を支払う形で運営されます。SOFRは現在4.35%で、YLDSは年利(APR)3.85%の利回りが提供されることが報告されています。

「米国を仮想通貨の首都に」トランプ氏が決意表明

米国のドナルド・トランプ大統領は2025年2月19日、マイアミで開かれた会議で「アメリカを仮想通貨の首都にする」との決意を改めて表明しました。

トランプ大統領は以前から、米国を仮想通貨の中心地にするとの方針を示しており、今回の講演では「我々はあらゆる分野で最前線に立ち続ける。その一つが仮想通貨である」と語りました。

また、大統領就任式が行われた1月20日にビットコイン価格が最高値を記録したことに触れ「ビットコインが過去最高値を更新したのは、私がアメリカを仮想通貨の首都にすることに尽力していることを皆が知っているからだ」と述べています。

金融庁、暗号資産の新規制を承認

金融庁は2025年2月19日、金融審議会総会で「資金決済制度等に関するワーキング・グループ」の報告書を承認しました。

この報告書では、日本国内の暗号資産(仮想通貨)市場におけるステーブルコインの運用ルールの見直しや、暗号資産交換業者の破綻時における利用者資産の保護強化、さらにトラベルルールの適用範囲拡大が示されています。

カルダノ(ADA):仮想通貨アナリストの価格予想

YouTubeチャンネル「Investing Broz」のホストで仮想通貨アナリストのティム・ウォーレン氏は2025年2月14日に公開した動画の中で、カルダノ(Cardano/ADA)の価格は7ドルまで上昇する可能性があるという強気な価格予想を語りました。

この動画は「カルダノの価格予想を更新してほしい」という視聴者からの要望を受けて作成されたもので、「最近発表されたニュースを踏まえると、現在はポートフォリオを見直して、カルダノが今回の強気相場でどこまで上昇する可能性があるかを理解する絶好のタイミングだ」とコメントしています。

多数のアルトコイン関係者がトランプチームと面会

トランプ政権でデジタル資産アドバイザーを務めているボー・ハインズ氏が、カルダノの開発企業である「Input Output」など複数の仮想通貨業界関係者と面会していることが明らかになりました。

ボー・ハインズ氏は昨年12月にトランプ大統領から仮想通貨評議会の事務局長として指名されたことでも注目を集めた人物であり、暗号資産担当官のデービッド・サックス氏とともに米国のデジタル資産規制において重要な役割を担っています。

ボー・ハインズ氏はIOHKの他にも多数の仮想通貨業界関係者と面会しているようで、16日には「ボー・ハインズ氏はRipple、Chia、NearFilecoin、IOHK、AvalancheAptos、Movement、Mystenの関係者を招待して会合を実施した」と報告されています。

執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Shutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ニュース|新着

米国上院議員、トランプ大統領のWLFIやUSD1に懸念表明|規制当局に対応求める

米国上院議員、トランプ大統領のWLFIやUSD1に懸念表明|規制当局に対応求める

「政府での技術採用=投機とは異なる長期保有」カルダノ創設者が仮想通貨準備金にコメント

「政府での技術採用=投機とは異なる長期保有」カルダノ創設者が仮想通貨準備金にコメント

米FDIC、事前承認なしでの銀行の仮想通貨取引を承認|金融規制は転換点へ

米FDIC、事前承認なしでの銀行の仮想通貨取引を承認|金融規制は転換点へ

リップル社、アフリカ全土での仮想通貨決済を実現|チッパーキャッシュ社と提携

リップル社、アフリカ全土での仮想通貨決済を実現|チッパーキャッシュ社と提携

ブラジル議会「ビットコイン準備金創設」合意間近か=報道

ブラジル議会「ビットコイン準備金創設」合意間近か=報道

パナマ、仮想通貨決済の合法化法案を提出|行政へのブロックチェーン導入も推進へ

パナマ、仮想通貨決済の合法化法案を提出|行政へのブロックチェーン導入も推進へ

仮想通貨入門 - 基礎知識

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨がもらえるエアドロップとは?参加方法・注意点・税金などについて解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨HYPE(Hyperliquid)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

仮想通貨DEX「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」の特徴や使い方を徹底解説

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ基盤の代表的なDeFiプロジェクトを紹介|特徴・運用方法・注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(SOL)基盤の代表的なDAppsを紹介|使い方や注意点も

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)系ミームコインとは?代表銘柄トップ5もあわせて紹介

市場分析・価格予想

ビットコイン価格「FRBの金融緩和・トランプ大統領の関税緩和」で底を打つ|10xリサーチ創設者

ビットコイン価格「FRBの金融緩和・トランプ大統領の関税緩和」で底を打つ|10xリサーチ創設者

ビットコイン価格86,000ドルに回復|パウエルFRB議長「インフレのペースを緩める」

ビットコイン価格86,000ドルに回復|パウエルFRB議長「インフレのペースを緩める」

ビットコイン「100万ドル到達時に売る?売らない?」Redditユーザーの白熱議論

ビットコイン「100万ドル到達時に売る?売らない?」Redditユーザーの白熱議論

「ビットコインは究極の基軸通貨へ」25万ドルは始まりに過ぎない|ティム・ドレイパー氏

「ビットコインは究極の基軸通貨へ」25万ドルは始まりに過ぎない|ティム・ドレイパー氏

ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」

ビットコイン底値7万ドル?アーサー・ヘイズ氏「金融緩和の機を待て」

セイラー氏、ルミス議員らが登壇「米国がビットコイン導入の先頭に」BPI主催サミット

セイラー氏、ルミス議員らが登壇「米国がビットコイン導入の先頭に」BPI主催サミット