ブロックチェーン・仮想通貨ニュース週間まとめ|2019年8月4日〜10日
2019年8月4日〜10日にかけて紹介した仮想通貨・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
こちらから読む:2019年8月の「仮想通貨・ブロックチェーン」ニュース一覧
BITPoint「サービス再開予定日」を発表
BITPoint(ビットポイント)は、仮想通貨流出の事件を受けて一時的に停止していた各種サービスの"再開予定日"を明らかにしました。
この発表では今後の再開予定日だけでなく、現在行われている調査で判明した事件の内容についての説明も行われています。
BITPointのサービス再開予定日はこちら
CEOが語る「BINANCE US」設立の理由
BINANCE(バイナンス)は今年9月から米国向けのサービスを停止し、新しい仮想通貨取引所「BINANCE US」を設立することを発表していますが、仮想通貨業界では「米国ユーザーが抜けること 」や「米国ユーザーが取引できる仮想通貨の種類が限定されること」などによって、仮想通貨の流動性が低下するのではないか?と懸念する声が出ています。
しかしバイナンスのCEOであるChangpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏は、これらの決定が「長期的には良い結果に繋がる」と語っています。また、各国の規制を遵守してサービスを提供することに勤めている同氏は"日本の仮想通貨"を賞賛する意見も語っています。
BINANCEに関する記事はこちら
FRB、新たな決済サービス「FedNow」を発表
米ドル発行の実権を握る機関でもある連邦準備制度理事会(FRB)は2019年8月5日、連邦準備銀行が米国でより素早く支払いを行えるようにするための"24時間リアルタイム決済サービス"である「FedNow(フェッドナウ)」を開発すると発表しました。
仮想通貨業界からはこの発表に対して"ビットコインの存在"を強調するコメントや、Ripple(XRP)との競争を懸念する声などが出てています。
ベネズエラ、BTC取引量が「過去最高値」を更新
ベネズエラでは米国との関係が悪化するにつれて、ビットコインの需要が高まり続けています。
最近の報告では、米国のDonald Trump(ドナルド・トランプ)大統領がベネズエラに全面経済制裁を科す大統領令を出したことによって、BTC取引量が再び"過去最高値"を更新したことが報告されています。
ベネズエラに関する記事はこちら
ダスティング攻撃に要注意
ライトコイン(LTC)の保有者を狙った大規模な「ダスティング攻撃」が最近行われたことがBINANCEの報告によって明らかになりました。
この攻撃は、ハッカーなどが個人や企業のウォレット情報などを特定するために、不特定多数のウォレットに少額の仮想通貨を送金するといったものとなっており、ターゲットになったユーザーは今後"ゆすり行為"などを受ける可能性があるとされているため注意が必要です。
ダスティング攻撃の詳細や対策はこちら
「アルトコインの終焉」を予想:Max Keiser
ビットコイン強気派として知られる経済ジャーナリストのMax Keiser(マックス・カイザー)氏は、最近のツイートで『アルトコインとハードフォークの時代は終わった』と語り、アルトコインとして保有している資産をビットコインに変換すること推奨しました。
同氏は以前から「ほとんどのアルトコインは不要になる」との考えを語っており、今回のツイートでは『ビットコインのドミナンスは80%に向かっている』とも語っています。
マックス・カイザー氏が語った内容はこちら
ビットコイン価格「予想される複数の未来」
ビットコイン(BTC)に関する価格予想は、これまでに非常に多く語られており、その内容は「1億円に達する」というものから「0円になる」というものまで非常に様々です。
仮想通貨業界では極端な価格予想が特に注目を集めており、Twitterなどでもよく拡散されていますが、投資のプロフェッショナルとしての国際資格を有しているTimothy Peterson(ティモシー・ピーターソン)氏は『今後1〜2年で数千万円に達する』といった予想は"クレイジーだ"と指摘しています。
極めて中立な立場でビットコインの今後を予想しているピーターソン氏は、複雑な未来を予測する際に使用することができる"モンテカルロ・シミュレーション"と呼ばれる方法を用いて予測を行い『ビットコインが6,000ドル(約64万円)を下回ることは二度と無い』と結論づけています。
ピーターソン氏が予測した未来はこちら