ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2020年7月26日〜8月1日
2020年7月26日〜8月1日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
こちらから読む:2020年7月「ブロックチェーン・暗号資産」ニュース一覧
コイネージ「ビットコイン現物販売所」サービス開始
コイネージ(COINAGE)は2020年7月27日に、"ビットコイン現物販売所"のサービスを正式に開始したことを発表しました。
今回の発表では、同社の開業を記念した3つのキャンペーン「コイネージ大開業祭」を開催することも発表されています。
キャンペーンの詳細はこちら
日本国内でも「暗号資産BAT報酬」が獲得可能に
bitFlyer(ビットフライヤー)は2020年7月30日に、次世代ブラウザ「Brave(ブレイブ)」を提供している「Brave Software」の子会社「Brave Software International SEZC」と協力して、Braveブラウザ内で使用できる暗号資産ウォレットを共同開発することを発表しました。
これにより、日本のユーザーもBraveブラウザで仮想通貨ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)を獲得することができるようになります。
獲得した「BAT」は換金も可能
bitFlyer・Huobi「日本セキュリティトークン協会」に入会
セキュリティトークン(デジタル証券)の調査・研究・普及・啓発活動などを行なっている業界団体「一般社団法人日本セキュリティトークン協会(JSTA)」は、同協会の賛助会員に暗号資産取引所を運営している「フォビジャパン株式会社」と「株式会社bitFlyer Holdings」が入会したことを発表しました。
両社が新たに入会したことによって、日本セキュリティトークン協会の正会員は8社、賛助会員は23社となりました。
「JSTAの会員リスト」はこちら
SBI:デジタル通貨「Sコイン」の実証実験開始
SBIホールディングスは2020年7月27日に、米国の「R3」が提供するブロックチェーンソリューション「Corda」を活用したデジタル通貨などの発行基盤「Sコインプラットフォーム」を構築し、SBIグループ社員を対象として決済用コインである「Sコイン」の実証実験を開始したことを発表しました。
「Sコインプラットフォーム」はエンタープライズでの使用を想定して開発されたプライベート/コンソーシアム型のブロックチェーンソリューションである「Corda」を用いて開発されたデジタル通貨などの発行プラットフォームであり、"前払い式支払い手段の電子マネー"などといった用途に応じた独自のデジタル通貨を設計・発行できるようになっています。
実証実験の内容はこちら
日本銀行:CBDC検討に向け民間企業に「情報提供」を依頼
日本銀行(日銀)は2020年7月30日に、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の技術面に関する検討を行う際の参考とするために、ITシステムの開発や製品・サービスの提供を行っている事業者に対して"情報提供"を求めていることを発表しました。
日銀は『現時点では中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する計画はない』と説明しながらも『決済を取り巻く技術環境の変化は非常に早いため、今後の社会のニーズの変化に的確に対応できるように、中央銀行としてしっかりとCBDCについて検討していくことが重要であると考えている』と述べており、そのような検討の一貫としてCBDCの技術面からみた実現可能性について実証実験を通じて確認していく方針だと説明しています。
日本銀行が発表した内容はこちら
XRPのP2P決済プラットフォーム「Payburner」公開
Ripple(リップル)社の製品担当ディレクターであるCraig DeWitt(クレイグ・デウィット)氏は2020年7月25日に、仮想通貨エックスアールピー(XRP)を使用したピアツーピア(P2P)決済プラットフォームである「Payburner(ペイバーナー)」のベータ版が公開されたことを発表しました。
Payburner(ペイバーナー)は、仮想通貨XRPをブラウザ上で管理することができる自己管理型のXRPウォレットであり、XRPを保管できるだけでなく、ユーザー間で直接XRPを送受金したり、オンラインサービスの支払いでXRPを使用したりすることができるように設計されています。
「Payburner」の詳細はこちら
次世代型バーチャルSNS「XANA」β版公開へ
アメリカ・ニューヨークを拠点に世界6ヵ国で"テクノロジー×エンターテイメント"事業を展開している多国籍IT企業「NOBORDERS(ノーボーダーズ)」は2020年7月27日に、ブロックチェーン、仮想通貨(暗号資産)、VR(バーチャル・リアリティ)、AI(人工知能)などの最先端技術を活用した次世代形のバーチャルSNS「XANA(ザナ)」のベータ版を2020年8月から全世界向けにリリースすることを発表しました。
XANA(ザナ)は仮想空間上でリアルビジネスを展開することができる次世代型プラットフォームとなっているため、ユーザーはアバターを作成して相互コミュニケーションを図りながら、イベント・ビジネス・コミュニケーション・ゲームを楽しみながら現実と仮想を融合させた"クロスリアリティ"の経済活動を行うことができるようになっています。
「XANA」の詳細はこちら
カルダノ「Shelleyハードフォーク」を無事完了
カルダノ(Cardano/ADA)は日本時間2020年7月30日に大型アップグレードとなる「Shelley(シェリー)」への移行を無事完了しました。これに伴い現在は、新機能を搭載した新しいウォレットである「Daedalus 2.0.0(ダイダロス 2.0.0)」がリリースされている他、このウォレットを通じてステーキングに参加することもできるようになっています。
また、Shelleyハードフォーク後にはカルダノネットワークが順調に成長していることも報告されており、ハードフォークから24時間以内で400以上のステークプールが稼働したことなども報告されています。